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【5月9日 米国株式市場】
ダウ 32,245 -1.99%
S&P500 3,991 -3.20%
ナスダック 11,623 -4.29%
S&P500は13が月ぶりの安値となりました。
Nasdaqも₋4%と大きく下落。
金利上昇に対する懸念や中国経済への懸念が高まる中、
大型グロース株を中心に売られました。
ラッセル2000も‐4.21%と小型株も大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)も₋3.06%と下げました。
米10年債利回りは3.042%。‐0.082%とやや低下。
VIX指数は34.75。+4.56と上昇しました。
一時、米10年債利回りが3.2台とつけ、3年半ぶりの高水準に達しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 130.19 -0.94%
NY原油 102.56 -6.57%
NY金 1,863 -0.94%
原油先物は約6%下落。中国がロックダウン(都市封鎖)を強化したことで、需要対する懸念が高まりました。
ビットコインは30,890ドル。‐9.22%と大きく下げ、昨年11月に付けた最高値からの下落率は50%を超えました。
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【S&P500マップ】
生活必需品など一部を除くほとんどの銘柄が下落しました。
【セクター】
生活必需品 +0.05%
公益 ‐0.77%
資本財 ‐2.41%
通信 ‐2.44%
金融 ‐2.45%
ヘルスケア ‐2.57%
素材 ‐3.24%
情報技術 ‐3.94%
一般消費財 ‐4.26%
不動産 ₋4.62%
エネルギー ‐8.30%
全11セクター中、生活必需品を除く10セクターが下落。
原油価格の大幅な低下を受けエネルギー株が下落した他、
情報技術や一般消費財などより金利上昇の影響を受けやすいセクターが売られました。
【スタイルボックス】
全てのサイズ、スタイルが下落。
特にグロース株が大きく下げました。
【個別株】
〇リビアン・オートモーティブ(RIVN)‐20.88%
電気自動車RIVNは下落。ロックアップ期間を終了したことを受け、大株主のフォードが800万株を売却
したと報じられました。
〇パランティア・テクノロジーズ(PLTR)‐21.31%
決算受け大きく下落。顧客の伸びが鈍化したことなどが嫌気されました。
〇アップスタート(UPST) 時間外で₋39%
時間外で決算を発表。EPSや売上高は予想を上回りましたが、ガイダンスを下方修正しました。
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【米消費者の短期インフレ期待低下】
ニューヨーク連銀が9日に発表した調査によると、
米消費者の1年先のインフレ期待が中央値で0.3%ポイント低下し6.3%とりました。
一方、3年先のインフレ期待は0.2%ポイント上昇し3.9%となりました。「ロイター」
長期インフレ期待の安定維持を目指す米金融当局にとって微妙な結果となりました。
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、インフレ沈静化を期待できる兆候が出ているとし、FRBが0.75%ポイントの利上げを決定する公算は小さいとの考えを示しました。
労働市場については、力強い勢いがあると指摘。「企業が人員削減を考えていることを示す兆候が出始めたら、有意なシグナルとなる」としています
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【CPIの結果待ち?】
短期的には、この結果待ちという所もあるでしょう。内容次第で株価は上にも下にもいくと思われます。
また、GSのストラテジストは、「米国株の見通しはあまり明るくない」と顧客向けリポートで指摘。
「インフレの軌道が明確になるまで、値動きが大きい展開は続く」としていましたが、ここは私も同感です。
今後のインフレ、景気、金利、その他(中国やウクライナ)などの不確実性のいくつかが明確になるまではボラティリティの高い相場が続くと思われます。
発表される数字や市場がそれをどう判断するか、具体的にはわかりませんが、経済指標の発表や株価の短期的な上下や動揺して、冷静さを欠かないように心掛けていきましょう。
【まとめと感想】
昨日は、米国株だけではなく、アジア株、欧州株、原油、金、ビットコインと多くの資産価格が下落しました。
インフレを考慮すれば、現金だって安心できません。
とはいえ、過去を振り返れば、もっとひどい時期もありましたので、あまり心配しすぎたり、近視眼的になりすぎたり、冷静さを欠いて感情に基づく衝動的な行動をとらないように注意しましょう。
しかし、株価からは決算に対しての熱意が感じられず、むしろ将来に対しての見通しが悪い企業はドンと売られる展開が続いてきます。
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5週連続のS&P500の下落や今日の下落等で、不安を感じている方もいるかもしれません。
とはいえ、たった1年前の株価に戻っただけですし、そこまで心配することもありません。
市場にこれだけ懸念や不確実性がある中、逆に株価や資産価格が下がらない方が、かえって私は怖く感じます。
イエレン氏も言っていましたが、少なくとも、市場の健全性や価格形成能力は損なわれていないと私も思います。
また、世界の株式市場は今最も懸念されているインフレや景気後退を過去何度も乗り越え、成長してきました。
バンガードのHPより
未来は過去と全く同じではありませんし、
より大きな下落や長期的な停滞の可能性ももちろんあると思いますが、
いずれはまたそれら危機を克服して、人類も株式市場も前へと進んでいくものと思います。
また、不確実な未来や世界の株式市場、米国の経済やインフレを日本の一個人投資家がコントロールすることはできません。
自分にできないことを悩むより、今できることに注力することが大切です。
投資家に確実にできること、例えば、コストを抑えたり、適切なリスクの範囲内で投資をしたり、あるいは株価の下落を活かしてより多く拠出できるよう努めたり、いろいろできることはあります。
インフレが心配であれば家計の見直し(支出のコントロール)も大切ですね。
予測できない未来を予測しようとしたり、不安がるよりも、まずはそれらできることをしっかりとこなすことが大切です。
また、長期的に資産形成をしている方であれば、短期的な株価や市場の動向によって、長期的な視点と合理的な計画を見失なわないことが大切です。
まずは、自身の①目標②リスク許容度③投資期間などに合う、資産配分を維持し、規律ある投資を続けることが大切です。
株価の下落によって資産配分が5%以上ずれている方で余裕のある方は、リバランスをして株を買い資産配分を整えてもよいと思います。
【私は今まで通りの投資を続けます】
さて、長くなりましたが、今日も楽しい1日が始まります。
株価が上がろうが下がろうが、人生で1日しかない今日という日を全力で生きることが大切です。
株価や市場を心配して、目の前のことが疎かになったり、人生を楽しめなくなるのは勿体ありません。
どうせ、今市場にある懸念の多くは、今日明日解決するものではありません。
インフレや景気後退の懸念が解決するためには数週間~数カ月、あるいは数年かかるかもしれません。
気長につきあっていきましょう。
あまり、力まず、市場とはゆっくりと良い距離間で付き合っていくことが大切です。
市場に振り回されるのではなく、自身の資産形成や幸せのために利用してやるというくらいの気概を持ちましょう。
今日、明日お金が必要とか、資産形成を終了するという方でなければ、焦ることはありません。
市場が荒れている時こそ、航路を守り、人生を楽しみながら自身のやるべき投資を続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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