【QQQ】S&P500・Nasdaqの下落や、米国の景気後退やインフレが不安な方へ【長期投資家はどうすれば?】

投資まとめ
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【過去60年間の先進国の不況の要因】

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バンガードのレポートより引用

〇「インフレ」  インフレ
〇「外圧」    輸出需要の低迷等による景気後退
〇「財政的不均衡」持続不可能なエクイティ、信用評価など資本の誤配分。
〇「コモディティー価格の暴落」 
〇「その他」   気象現象、増税、政治的要因など

このグラフは、米バンガードが、1960年以降、過去60年間で調査可能な23の先進国市場の、108件の不況を分析したデータです。

ここでいう不況とは、「実質GDPの成長率が2四半期連続マイナスの時」と定義されています。

グラフでは、インフレ、リーマンショック、欧州危機の影響が印象的なものとなっていますね。

【近年の不況の要因はさまざま】

1960~89年の間の23の不況のうち、21がインフレに起因するものでした。

1990年代初期以降、中央銀行のインフレターゲティングにより、インフレによる不況は少なくなってきてました。

一方で、1990年以降は、多種多様な原因より85もの不況が発生しています。

(政治的要因による不況・・・日本人にとっても決して他人事ではありませんね(笑))

※注意

グラフ上は同じ▢一つですが、不況の深さ、長さ、回復までにかかる期間等は、それぞれ異なるという点には注意が必要です。

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【長期的には不況に打ち勝ってきた株式市場】

では、不況に対して、投資家はどうすればよいのでしょう。

まず、一つ思い出して欲しいことがあります。

例)1986年以降の米国株式市場(青)と米国を除く先進国株式市場(赤)のチャート(ドルベース、インフレ調整済み)

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この期間、先進国および新興国のどこかしらで何度も不況が発生してきました。

しかし、米国株式市場、及び米国以外の株式市場は、長期的にはインフレや様々な不況に打ち勝ち、力強く成長を続けてきました。

この間、米国株式市場はインフレ調整後で14倍、米国を除く世界の株式市場も4倍以上となりました。

【世界の株式市場と景気後退】

市場にはサイクルがあります。

1980年以降、世界の株式市場は景気後退によって、大きな損失をこうむりました。

しかし、長期的には、その損失を補い余るのに十分に、力強く上昇を続けてきました。

初心者の方は、株価が悪くなると悪いことばかりに目が行き、株価が良くなると良いことばかりに目が行きがちになりますが、

どちらか片方ではなく、常に、株式市場の良い点と悪い点の両面を見ることが大切です。
世界の株価 最高値に戻るまで

また、上の図からわかるように、一言で、景気後退といっても、その期間は幅はさまざまで、短命で終わるものから数年に及ぶもの、20%程度の下落から、50%以上の下落までさまざまあります。

これがタイミングを計ったり、動的にPFを動かす戦略をより難しいものとしていると個人的には思います。

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【株式投資を続けよう】

いろいろな投資戦略があると思いますが、

自身の目標、リスク許容度、投資期間などに合わせて、株式市場に、適切に資産を配分している長期投資家の方であれば、

数日、数週間、株価が下落するのはもちろん、数か月~数年に及ぶ、不況や景気後退時も慌てずに、それを維持することが大切です。

タイミングを見計らって、市場から出入りを繰り返すことは一見良いアイディアに見えますが、それは上手くいく時もあれば、いかない時もある戦略です。そしてコストがかかります。

これを成功させるためには、コストを正当化しつつ、市場から出るタイミングと戻ってくるタイミングの2つを正しく見極める必要があります。

が、これがなかなか難しい。

バンガードの研究によれば、投資家がタイミングを計って市場から出入りすることで、何もしなかったときに比べて1%ほど自らの手でリターンを押し下げているとされています。

また、モーニングスターの投資家の「実際の儲け」を示す「インベスターリターン」にも同様の傾向は見られます。

資産配分

【具体的な戦術について】

長期的に分散されたポートフォリオで運用する場合、

そのリスクとリターンの大部分はアセットアロケーションによって決定づけられます。投資タイミングの占める割合はそう大きくありません。

ですから、まずは資産配分を維持すること。規律ある投資を続けることが大切です。

年初からの下落によって株式比率が目標から5%以上下がっている方で、余裕がある方は、リバランスを行い(株式を購入し)株式比率を維持するのも良いと思います。

タイミングを計って動的にPFを動かしたいという方でも、余程の腕や運や実力のある方以外は、精々10%程度いじるくらいで良いと思います。

一応、これらは私独自の見解や発想ではなく、過去の論文や研究等を踏まえたうえで書いているので、そこそこ参考にしていただければ幸いです(笑)。

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【長期的な視点を維持しよう】

まあ、いろいろな投資戦略や、やり方、考え方があると思いますが、

それぞれの戦略においてやるべきことをやる。やるべきでないことはやらないことが大切です。

少なくとも、日々の株価の上下や目先のニュース、今後の短期的な予測が必要以上に振り回されてはいけません。

日々変化する市場や株価に右往左往する前に、一呼吸おくことが大切です。

毎日株価や市場が変化することはごく当たり前のことです。

歴史を振り返れば、決して居心地の良いものとは言えないものの、インフレも景気後退も株価の下落も特別なことではありません。

長期的に良く分散された低コストのインデックスファンドに投資をしている方であれば、「航路を守る」こと。

つまりは、「長期的な視点」や「資産配分」「積立などの計画」を維持することが大切です。

そして、それ以上何かやりたい方であれば、まずは自分自身に確実にコントロールできること。確実に結果に結びつくことを「徹底的」にやりましょう。

景気やインフレ、株式市場のサイクルは普通の一個人投資家にどうこうできるものでもありません。

しかし、毎年の収入を増やしたり、支出を適切にコントロールすることは確実に資産形成において、確実な成果をもたらします。

将来はわかりませんし、株式市場は複雑系なので正確に予測することは困難です。

ですから、そこで100点をとろうとするよりも、8割~9割くらいで満足し、より結果に結びつくところに注力し、そっちを頑張った方が効率的だと個人的には思います。

そして、何よりも、投資もお金も資産形成も、今と将来の自身の幸せを達成するための道具に過ぎません。

明日の株価を心配するより、今日1日を精一杯楽しみながら、日々前へと進んでいきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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