【米国株式市場は大幅下落】Nasdaq‐5%!S&P500や米国株投資家はどうすれば?【私は特に心配していません】

投資まとめ

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【5月5日 米国株式市場】

ダウ    32,997 -3.12%
S&P500     4,146 -3.56%
ナスダック 12,317 ₋4.99%

主要3指数は大きく下落。前日の上昇を全て帳消しにしました。

特に、ハイテク株が下落しNasdaqは₋5%となりました。

FRBやインフレ、景気後退の懸念、債券市場の動向などが売り圧力となりました。

ラッセル2000は‐4.04%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)は₋3.19%と下げました。

米10年債利回りは3.040%。+0.125%と上昇

VIX指数は31.20。+5.78 と上昇しました。

米債市場では長期債利回りが上昇し、数年ぶりの高水準を更新。利回り曲線はスティープ化し、FRBやインフレを巡る懸念が債券市場を動揺させています。

米国債利回りの動き次第では、もう一段の株価の下げあるのではと警戒されています。

【為替・コモディティー】

ドル円  130.13 +0.84%
NY原油   108.45 +0.59%
NY金   1,876 +0.50%

ドル円は130ドル台、原油と金は上昇。

原油は続伸。ロシア産原油に対するEUの制裁裁案などを背景に供給懸念が再び強まっています。

ビットコインは36,422ドル。‐8.19%と下落しました。

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【S&P500マップ】

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S&P500指数は構成銘柄の95%余りが下落。

GAFAMやテスラなどのハイテク株を中心に売られました。

イーベイ(₋11.7%)ショッピファイ(‐14.8%)エッツィ(‐16.8%)といったeコマース関連の銘柄が大きく下落。決算の数字は悪くないものの、ガイダンスが冴えないことが売りを誘いました。

【セクター】

公益    ‐1.08%
エネルギー ‐1.39%
生活必需品 ‐1.89%
ヘルスケア ‐1.96%
不動産   ‐2.53%
資本財   ‐2.66%
金融    ‐2.92%
素材    ‐3.12%
通信    ‐4.08%
情報技術  ‐4.93%
一般消費財 ‐5.82%

全11セクターが下落。特に割高なグロース株の多い、通信、情報技術、一般消費財は₋4%以上と大きく売られました。

公益、生活必需品、エネルギーなどは1%程度の下落にとどまっています。

【スタイルボックス】

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今日は全てのサイズとスタイルが下落しましたが、

グロース株がより市場の足を引っ張りました。


【個別株】

〇ファストリー(FSLY)‐18.09%

決算を受け下落。ビクスビーCEOの退任も発表。

〇EPAMシステムズ(EPAM)+10.68%

ITサービスのEPAMは決算を受け上昇。強いガイダンスを発表しました。

〇アルベマール(ALB)+9.76%

特殊化学品のALBは決算後に上昇。引き通きリチウムと臭素の価格が好調でした。

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【バークシャーOXYに追加投資】

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイは、米石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムの株式を590万株買い増し、保有比率を約15.2%に引き上げたことがわかりました。

2日と3日に買い進め、取得費用は約3億3600万ドルだったとのこと。

オクシデンタルの株価は原油価格の上昇を追い風に今年に入り2倍以上に値上がりしています。

バークシャーは今年、株式への投資を拡大しています。


https://jp.reuters.com/article/berkshire-occidental-idJPL3N2WX0SY

【イングランド銀行も利上げを発表】

イングランド銀行(英中央銀行)も5日、利上げを発表。

政策金利は1%と、これまでの0.75%から引き上げられ、金融危機以来の高水準となりました。

ベイリー総裁は、政策当局が直面する困難を強調。

英国のインフレや景気後退を警戒させる内容となりました。

英中銀、政策金利を1%に引き上げ-リセッションのリスク増大を警告
イングランド銀行(英中央銀行)は5日、利上げを発表した。政策金利は1%と、これまでの0.75%から引き上げられ、金融危機以来の高水準となった。その上で中銀は、インフレ率が2桁台に上昇する中で英経済がマイナス成長に陥るとの見通しを示した。

米住宅ローンの金利上昇】

30年固定金利住宅ローンの平均金利は今週5.27%に上昇し、2009年以来の高水準となりました。

1年前の平均は2.96%でした。住宅ローン金利は、10年物国債利回りの動きに追随する傾向があります。

原油価格の上昇や住宅ローン金利の上昇などは米国の消費者を圧迫していく可能性があります。

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【決算は良好】

昨日時点で、S&P500企業のうち368社が決算を終えており、そのうちの約80%が予想を上回る利益を計上しています。

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事前の予想が慎重だったこともありますが、全体的に決算は好調を維持しています。

が、マクロ的な懸念に投資家の視線が集まっています。

【FRB VS インフレ VS景気後退】

FRBが景気後退を引き起こすことなく、インフレを抑えることができるかという懸念が、投資家を心配させています。

FRBは前日に0.50%ポイントの利上げを決定しましたが、インフレ抑制には十分ではないとの見方や、今後より大幅利上げが必要になるとの意見もでています。

パウエル議長は0.75%の利上げは積極的に検討していない。次の数回の会合で0.50%の追加利上げを検討すべきだ。と述べ株式市場には安心感が広がっていました。

しかし、何度か書いてきた通り、今後数カ月の0.75%の大幅利上げが見送られたとしても、投資家は引き続き積極的な金融引き締めに直面することになります。

BNPパリバは、FRBがインフレ抑制のための着実かつ急激な利上げを終了したことにはならないし、その可能性すらない。FRBが今年前半の0~0.25%から3~3.25%の範囲に達するまでFF金利を引き上げ続けると予想していると述べています。

やはり重要なのは最終到達地点がどこなのか。インフレや景気への影響がどうなるかというところでしょう。

米国株式市場は、FRBが今後どの程度の利上げを行うのか、そして、それが経済や企業収益にどのように影響するのかを見極めようとしています。

加えて、中国やウクライナなどマクロ環境が投資家の見通しを暗いものとしています。

【まとめと感想、今後の方針】

①日々の株価は予想できない。②急上昇日と急落日は近い日に起こる。という2つの傾向が見事に表れた数日間となりました。

何度か書いてきた通り、FRBやインフレや景気後退、その他の懸念は昨日で解決されたわけではありませんし、今後数カ月から数年に渡って投資家が付き合っていくべき問題となります。

昨日のFOMCも一通過点であり、何かが大きく解決したわけではありません。

ですから、目先のニュースや株価に一喜一憂せず、資産をリスクにさらしていれば、当然起こりうる、市場のボラティリティや不確実性を受け入れながら、自身の許容できる範囲で投資を続けていくことが大切だと思います。

私は目標とする資産配分を目指しながら、今まで通り規律ある投資を続けていきたいと思います。

いろいろな投資戦略があると思いますが、

目先の株価や市場の動向、感情に飲まれることなく、冷静に投資判断をし、各々のやるべきことをやることが大切だと思います。

いくら力んでも、普通の一個人投資家に株価や市場の動向をコントロールすることはできません。私は自身のできることに注力しながら、楽しく投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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