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今回は初心者の方にお勧め動画&「投資の勉強法」を紹介&提案していきたいと思います。
まずはこちらの動画。
経済評論家の山崎元氏が「投資の理論と個人の資産運用」と題して、
過去の「投資理論」の大まかな歴史を説明しています。
さて、この山崎氏の動画をみて、投資の理論に興味を持った方。
もしくは、前々から興味はあったけど、なんとなく手が出なかった方などが、一定数おられると思います。
そこで今回は、山崎氏の動画にそって、個人的にお勧めの書籍や参考図書を紹介していきたいと思います。
①現代投資理論(MPT)以前
ベンジャミン・グレアムの「証券分析」
→正直、読むのも値段も初心者の方には大変かもしれません。
これはガチ勢以外は飛ばしてもいいかもしれませんね(笑)。
もし、興味のある方は、「証券分析」の簡易版とも言える「賢明なる投資家」を手に取ってみるもの良いかと思います。
ちなみに私が株式投資に興味を持ち最初に読んだ1冊が、この「賢明なる投資家」でした。
「証券分析」は80年以上前の本なので、古い話や読みづらさはあると思いますが、「安全域」など未だに通用する「投資の考え方」「投資哲学」が書かれており、
変化が激しく、多くの企業や戦略、ファンドが散ってきた中、生き残ってきた一冊、時の試練を乗り越えてきた名著として評価すべき一冊だと思います。
初心者に気軽にお勧めできる本ではありませんが、いつかは読んでみて欲しい、そんな一冊です。
たまにkindleセールで半額になったりするので、そのタイミングで狙ってみるのも良いでしょう。
(割引現在価値について)
次に、動画では、割引現在価値の話がでてきます。
割引現在価値については、こちらの本がわかりやすいかもしれません。
実際に使いこなすのは難しいですが、
基本的な考え方は、株式投資だけではなく、不動産投資他、
人生においてかなり応用が利くので覚えておいて損はないと思います。
Amazon「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」
楽天 「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」
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②モダンポートフォリオ理論
〇ポートフォリオ選択 ハリー・マコービッツ
〇CAPM ウィリアム・シャープ
③市場の効率性
〇効率的市場 ユージン・ファーマ
(下)①金融工学
〇オプション価格理論 フィッシャーブラック
【投資理論は抑えておいた方が吉】
ここら辺からより実践的な内容となってきますね。
個人投資家の中には、ここら辺の理論を知らない方という方が結構いると思います。有名インフルエンサーの方であってもいらないという方もいます。
ただ、個人的には実際に使う使わないに拘わらず、知っておいた方が良いと思います。
特にFPの方や投資情報を発信する方は一度しっかりと勉強しておくのが良いと思います。
【基礎、基本。先人達の知恵を大切に】
また、投資を始めたばかりの普通の個人投資家の方、いわゆる素人が、自分の直感や主観、経験に頼り、0からいろいろ試行錯誤するよりも、
先人たちの過去の努力や研究の肩に乗って、最短距離で正しい知識を得た後で、試行錯誤した方が早くて効率的だと思いますし、的外れな回り道や大きな間違いも防げると思います。
初心者の方や投資を始めたばかりの方には、「金融理論」という言葉に対して、難しいというイメージがあると思います。
実際、簡単ではないのですが、障りの部分や基礎・基本的な部分でしたら、中学生~高校生くらいの知識があれば十分に理解できると思います。
また、基本的な部分はそうコロコロひっくり返るものではないので、一度学べば、一生使える知識の一つとなります。
ですから、全く知らないよりは基本的な考え方だけでも抑えておくと良いと思います。
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【初心者の方が金融理論を学ぶには?】
では、具体的にどうやって学ぶのが良いか。
まずは初心者の方が投資理論を学ぶ上でお勧めの本を2つ紹介します。
①ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質
特に文系の方や数字が苦手な方、歴史が得意な方はなどこれから入ると良いと思います。
難しい数式等は一切なし。金融理論の歴史に沿って、基本的な考え方が学べます。
280Pと厚くなく、文章も平易で読みやすく、値段も手ごろ。適度に写真や図もあってイメージしやすいかと思います。
山崎氏の動画の説明のほぼすべての部分をカバーしつつ、動画よりは深堀り(とはいえ浅く広く)しながら学ぶことができます。
Amazon「ファイナンス理論全史」
楽天 「ファイナンス理論全史」
今紹介している2冊は電子書籍版でも良いと思います。
初心者の方であれば、わからないところはさらっと流しつつ、まず1周よんで、金融理論や歴史の全体の流れを何となく把握した後、
2周目に注釈を意識したり、わからなかったところをネット等で補完しながら読むと良いと思います。
まずは、さらっと流れを掴むことと、自分の知っている所とわからないところを把握することから始めましょう。
知らないことやわからないことを絶対に恥じないでください。
あとから勉強して、理解したり、覚えればよいだけです。
割と好きな本が多く、そういう本の要点、結論がいい感じにまとまっていると思います。
もし興味のある方は、参考文献や引用元に飛んでみるとより良いでしょう。
②投資と金融がわかりたい人のためのファイナンス理論入門
数学が苦手な文系が経済学部に行ってみれば、微積分や確率をガンガン使うので、苦しむことになるあれに近いかもしれません(笑)
そういう意味では、この本がいいかと思います。
Amazon 「投資と金融がわかりたい人のための ファイナンス理論入門」
楽天 「投資と金融がわかりたい人のための ファイナンス理論入門」
この先は、先ほど言ったように、引用元をあたってみてもいいですし、
意外と証券アナリストの資格試験の教科書、テキストを使って勉強してみてもいいと思います。
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【動画後半部分】
動画後半では「行動経済学」や「神経ファイナンス」について触れられています。
「行動経済学」については、ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」やシラーの「アニマルスピリット」が
「神経ファイナンス」は「適応的仮説」が入りやすいと思います。
最近読んだ本では、ダニエル・カーネマン等の「ノイズ」が面白かったです。
セイラ―の「行動経済学の逆襲」も投資理論を振り返りつつ「行動経済学」が学べるので、おすすめです。
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【まとめと感想】
私も数学が苦手ですから、学生の頃もっと勉強しておけばと思うことが多々あります。英語も同様です。
元々全然頭の良くない、ごくごく普通の凡人の私がいろいろ回り道しながら、独学で勉強してきたわけですが、
今回はそういう経験を踏まえて、できるだけ、初心者の方でも挫折しないように、今だったらこうするなということなど踏まえて書いてみました。
インデックス投資をしている方であっても、自分たちの投資の基本となる考え方なので知っておいて損はないと思いますし、
個別株投資家の方であっても、やみくもにニュースやトレンド、株価を追いかけるだけではなく、
これらの理論を踏まえた上で、じゃあ「どこに付け入るスキがあるか」という視点で投資機会を探すと、一段レベルが上がると思います。
理論や数字が絶対ではないという批判をする方もいます。確かにそれは一理あります。
投資理論は数学や哲学や生物学や医学などと比べたら、生まれたばかりの学問で、市場は複雑系ですから、理論にも限界や未開の部分があります。
でも、では逆に理論や数字を全く無視していいかと言われれば、決してそうではないと思います。
これは0:100ではなく、例えば慣れてきたら、絶対に確かなこと、ほぼ確実なこと。意見が分かれ議論中のところ。理論の限界や反論なども意識して、学ぶとよい大切と思います。
そうするとSNS上の意見のどれが理に沿った反論やおもしろい反論で、どれが感情や個人的な直感に基づく偏った意見なのかがわかるようにもなります。
基本的な投資の理論を、概念として理解しておく。使いどころを理解しておく。
一見、とても難しく、道は果てしなく遠いようにも思いますが、
結局日々のニュースに右往左往したり、周囲のノイズに惑わされることなく投資をするには、そういう知識や経験を積み重ねることも良い方法の一つだと思います。
興味のある方や楽しさを感じた方はより勉強すればよいと思いますし、
難しく感じた方はより初級の本を探したり、あるいは投資を勉強することをやめ、インデックス投資などできるだけ勉強しなくても市場から利益を得るための戦略に専念する方向へ舵を取るのがいいと思います。
自分に合う、合わないという点を理解するためにも、
初心者の方や最近投資を始めた方、投資情報を発信する方は、ちょうどいい機会ですし、ゴールデンウイークを利用して、少しだけ勉強してみてはいかがでしょうか。
私もこのGWは読書の1週間にしたいと思っています。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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