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【広瀬隆雄氏 S&P500は横ばい】
米国株投資家の間では有名な広瀬隆雄氏が、2022年1年間を通じてS&P500は横ばいと予想し、
今年はインデックス(パッシブ投資)の年ではないと発言していることが話題となっているようです。
過去S&P500が横ばいやマイナスだった年は多々あったので、
特に驚くべきことではないと個人的には思っていますし、
特段おかしい予想でも、騒ぐような予想でもないと個人的には思っています。
広瀬隆雄氏はベテラン投資家で、予想を当てたことがあるということと、予想を外したことがあるということその両方で有名です。
誰か確立など計って検証してみて欲しいのですが、それでも、結局、過去予想が当てられてからと言って、次の予想が当たるかわからないというジレンマに投資家は陥ります。
ちなみに、広瀬隆雄氏は2021年末に、
NISA枠を埋めるのにおすすめの銘柄として以下の5銘柄を挙げていました。
2022年の年初来リターンをみてみると、5銘柄中、5銘柄がマイナス。
VOOの年初来リターンが₋5.4%なのに対して、
マイクロソフト₋11%、メター34.33%、クアルコムー26.6%、エヌビディアー23.3%と4銘柄が10%以上のマイナスとなっています。
最近では逆にグロース株に投資をするなと言っているようですが、
残り4年とちょっとの間にどうなるのか楽しみです。
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【S&P500が1年横ばい】
私が投資を開始した2015年のS&P500はちょうどそんな感じでした。
円ベースで配当をいれてようやく+1%くらい。
その翌年の2016年もブリグジットやトランプショックと2発大きな下落をくらいました。
このような停滞や下落、もしくはよりひどい長期的な停滞や下落が過去米国株式市場にはありましたから、
それを十分理解し覚悟したうえで、投資方針や戦略を考えることが大切だと思います。
理性は知ることや学ぶことによって強化できると私は考えています。
【予想を外した時】
その後、5年で2倍以上となる米国株式市場の力強い上昇を逃すことになってしまいました。
200ドル以下でVOOを変えるチャンスもその後ありませんでした。
予想に合わせてPFをいじる時は、外れた場合どうなるのかもよく考えて判断しましょう。
そのバランスが大切だと思います。
予想は当たる時も外れる時もありますが、動けばコストは必ずかかります。
S&P500が横ばい年を含む過去10年のリターンを見てみましょう。
例え、S&P500が横ばいの年があったとしても、
長期的にはパッシブ指数を上回れないアクティブファンドが多いことも忘れてはいけません。
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【まとめ・感想】
長くなってきたのでまとめます。
「2022年S&P500が横ばい」という予想に対して私が思うのは、
①そもそも予測が当たるかがわからない
②横ばいだったとしても、それ以上によい投資対象を選べるかはわからない。
③インデックスファンドを売って、期待できる投資対象に投資をしたとしても、その追加コストとリスクを期待できるほどのリターンがあるかはわからない。
④もし横ばいだとしたら、インデックス投資を長期的な視点で振り返った時、最高値更新し続ける市場よりも、比較的安く仕込める一年間となる。
⑤パッシブ戦略も万能ではない。異なる戦略が短期的(数カ月~数年)にアウトパフォーマンスすることが「普通」である。でも、長期的には指数を下回る投資家は大勢いる。
といったところでしょうか。
アクティブな視点でいえば、私もバリュー株など魅力的だと考えていますし、予想にのっかって動く気持ちもわかります。
サテライト、ショート、レバレッジ、いろいろな戦略があると思いますし、別にやってもいいと思うのですが、
いずれにしても自身の取れるリスクの範囲内で行うことが大切だと思います。
一方で、今年1年で投資の成否が決まる方にとってはこういった予測や戦略は非常に重要ですが、
長期投資家や長期的に資産形成している方にとって、今年残り8カ月ちょっとの成績など、投資人生のほんの一部であり、一通過点であり、そこまで重要ではないと思います。
長期的な時間軸で投資をしている方は、近視眼的にならず、長期的な視点を維持し、
自身の目標や計画、リスク許容度を守り、規律ある投資を続けていくことが重要だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
???「S&P500は今年一年間で横ばい」「パッシブ運用の投資家は報いを受ける」インデックス投資をやめるべきか?【パッシブ運用】