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【3月23日 米国株式市場】
ダウ 34,358 -1.29%
S&P500 4,456 -1.23%
ナスダック 13,922 -1.32%
ロシアへの追加制裁をにらみ原油価格が急上昇したため、
昨日までの買いが一服しました。
ラッセル2000は‐1.73％と小型株も下落。
VXUS（全世界株式除く米）も‐1.03％と下げました。
米10年債利回りは2.295％。‐0.082と小幅に低下。
VIX指数は23.57。+0.63と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 121.15 +0.29%
NY原油 114.78 +5.04%
NY金 1,951 +1.29％
バイデン大統領も参加するブリュッセルでのNATOの緊急会議で、ロシアへの追加制裁と石油禁輸が議題のトップになると予想されています。
ドル円は久しぶりに120円台を突破。日米金利差拡大を意識したドル買い・円売りが強まっています。
ビットコインは42,367ドル。‐0.01％とほぼ横ばいとなりました。
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【S&P500マップ】
テクノロジー、ヘルスケア、金融株が大きく下落。
小売業や通信など幅広い業種が売られました。
【セクター】
エネルギー +1.74％
公益 +0.17％
素材 ‐0.39％
生活必需品 ‐0.88％
資本財 ‐0.91％
不動産 ‐1.03％
一般消費財 ‐1.23％
通信 ‐1.24％
情報技術 ‐1.50％
ヘルスケア ‐1.77％
金融 ‐1.84％
11セクター中9セクターが下落。
原油価格の上昇を受けエネルギーセクターが上昇しました。
昨日大きく上昇した金融、情報技術、通信などは一転。市場の足を引っ張りました。
【スタイルボックス】
全てのスタイル、サイズで下落。
大・中バリュー株が堪える一方、
ここ最近好調だったグロース株や小型株大きく下げました。
【個別株】
〇アップル +0.83％
多くの銘柄が下げる中、iPhone13の好調な需要が報じられました。
〇ゲームストップ（GME）+14.50％
コーエン会長が、自身の株式の持ち株比率を11.9％に引き上げました。
〇AMC（AMC）+13.58％
なぜか同じミーム株のAMCも大きく上昇しています。
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【米国景気の先行きは？】
先日パウエル議長は「労働市場は非常に力強く、インフレは高過ぎる」と述べ、
必要なら積極的に対応する姿勢を強調。
米国の景気については一定の自信を示していました。
一方、アイカーン氏などは「景気後退、あるいはさらに悪化する可能性は十分にある」として、より悲観的な見方をしています。
今のところ米国企業は、人件費や原材料の高騰を値上げにより消費者に転嫁していますが、
消費者がそれを吸収しきれなくなると、消費が鈍化し景気が悪化する恐れがあります。
【決算シーズン近づく】
インフレやサプライチェーンの問題が企業にどの程度影響を与えているか注目が集まっています。
一部の企業は早くも決算を発表。
アドビは、売上高は予想通り、EPSは予想を上回る内容だったものの、業績の見通しが悪く株価は‐9.34％と大きく下落しました。
同社はロシアとベラルーシでの販売停止を発表。これにより通期売上高が7500万ドル押し下げらると警告しています。また他社との競争激化が懸念されています。
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【まとめと感想】
原油価格の上昇を受け、米株式市場の上昇も一服となりました。
エネルギー価格は今後も不安定な状態が続くと思われ、
それにより株式市場が揺さぶられる可能性があります。
長期投資家の方であれば、あまり目先の動きに振り回されないようにしましょう。
決算シーズンではアドビのような悪い業績見通しが続く可能性もあります。
今後どうなるかはわかりませんが、寝不足だけには注意しましょう。
株価が下がった「後」や予想外にひどい決算が発表された「後」に慌てるのではなく、
予め「もしそうなったら」どうするかをよく考えること。
自身の許容できる範囲で投資をすることが大切だと思います。
「補足 ドル円について」
ドル円を気にする方もいられるかと思いますし、気持ちも十分に理解できます。
いろいろな考え方があると思いますが、
私自身はドル円が120台だった6年前の2016年も普通にVOOに投資をしていたため(笑)
（結果的に為替の逆風を上回るくらいVOOは成長してくれました）
また、今月投資する分のお金は、現在の資産や将来の資産において、ほんの少しのウエイトを占めるにすぎませんので、
あまり気にしすぎることなく、割り切って、私はいつも通りの投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF（VOO）に投資するりんりのブログ
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