【Nasdaq・S&P500は続落】インフレや消費鈍化の懸念も。来週FOMCを控える中、様子見続く。【投資のABCDを再確認】

投資まとめ

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【3月11日 米国株式市場】

ダウ    32,944 -0.69%    
S&P500     4,204 -1.30% 
ナスダック 12,843 -2.18% 

米国主要株価3指数は続落。

ロシアのプーチン大統領の前向きなコメントによって、序盤株価が上昇する場面もあったものの、3月の消費者信頼感指数が発表されると市場は反落。

特にIT・グロース株が売られ、ナスダックは2%の下げとなりました。

ラッセル2000は₋1.59%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.19%と下げました。

ただ、欧州の株価は反発。ドイツのDaxは+1.4%、フランスのCAC40は+0.9%の上昇となりました。

米10年債利回りは1.992%。‐0.017%と小幅に低下。

VIX指数は30.75.+0.52とやや上昇しました。

インフレや利上げの予想を受けて、米10年債利回りは2%前後まで上昇。

ウクライナ戦争への懸念で1.70%を割り込む前の2月の水準に戻しています。

【為替・コモディティー】

ドル円  117.24 +0.97%
NY原油   109.38 +3.17%
NY金   1,986  -0.57% 

原油は+3%と反発。金は下げました。

ビットコインは38,886ドル。‐1.39%と下げました。

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【S&P500マップ】

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今日は全体的に下げましたが、特にテスラ、FB、アップル、エヌビディアなど影響力の大きい大型グロース株の下げがS&P500指数やナスダックを押し下げました。

【セクター】

公益    ‐0.37%
金融    ‐0.71%
素材    ‐0.74%
ヘルスケア ‐0.79%
資本財   ‐0.80%
エネルギー ‐0.58%
不動産   ‐0.94%
生活必需品 ‐1.15%
一般消費財 ‐1.79%
情報技術  ‐1.80%
通信    ‐1.88%

全11セクター中が下落。

特に一般消費財、情報技術、通信が大きく下げました。

【スタイルボックス】

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全体的に下げましたが、バリュー株に比べ、グロース株の方が約2%ほど大きく下げました。

【個別株】

〇ドキュサイン(DOCU) ー20.10%

決算を発表。ガイダンスが予想を下回り、売られました。

こういった企業の株は成長速度や見通しが少しでも落ちようものなら、ガツンと売られますね。

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【プーチン氏の発言】

ロシアのプーチン大統領は11日、「ウクライナの協議で一定の進展があった」と発言。市場では停戦に向けた期待が高まり、欧州株と米国株先物が突然上昇する場面もありました。

具体的な内容については明かになっていません。

ロシア大統領、ウクライナとの協議で「一定の前向きな変化」
[11日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は11日、ウクライナの協議で一定の進展があったと述べた。

【ミシガン大学消費者信頼感指数】

米ミシガン大学が発表した3月の消費者信頼感指数(速報値)は59.7。

予想61.4を下回り、2月の確定値62.8から低下。2011年9月以来の低水準となりました。

消費者信頼感指数の低下は3カ月連続。ロシアとウクライナの紛争による影響でガソリン価格が過去最高値を付けたことが重しとなり、予想以上の落ち込みとなりました。

インフレによる消費の鈍化、経済成長の鈍化が懸念されました。

プーチン大統領の発言を受け、S&P500は0.7%の上昇で始まりましたがマイナスに転じ、イマイチな消費者信頼感指数が市場の下げをアシストしました。

【バイデン氏】

G7は世界貿易機関(WTO)ルールに基づくロシアの「最恵国待遇」撤回に向けた措置を講じると表明。ロシアの輸入品に関税をかけることを可能にします。

バイデン大統領は、ロシアをG7諸国の経済と国際金融システムから孤立させる決意を堅持し、G7はロシアのエネルギーへの依存度低減に向け一層努力すると言明。

また、バイデン大統領は、ロシアのプーチン大統領の責任を追求するために追加措置を講じる用意が整っているとし、エネルギー市場および食料の安全保障の安定維持に向け取り組むとしています。

バイデン大統領は、米国の家計の経済的痛みを抑えたいと述べる一方で、「自由を守る」ためにはコストがかかることを認めている。

NATO加盟国の領土は守るが、ウクライナでロシアと戦うことで紛争を拡大させるリスクは取らないとも発言。

個人的には、ウクライナとロシアが妥協しあい、良い落とし所を見つけ、一日でも早く平和な世界が戻ることを願っています。

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【まとめ・感想】

さて、今週も下げて終わった一週間となりました。週間でS&P500は‐2.8%、ナスダックは‐3.6%となりました。

米国株式市場は今年初めのピークから約10%以上低いままで、原油価格は40%以上高い状態が続いています。

来週の15、16日にFOMCを控えている中、市場では買い戻しも限定的になっています。

一部ではプーチンよりもパウエルが怖いという発言も聞こえますが、実際、米国株式市場や米企業にとっては、FRBの舵取りが失敗すること、より大きな影響とダメージを受けることになると思われます。

金利を上げすぎたり早すぎたり、あるいはインフレを潰せなかったりすれば不況を招く恐れがあります。

少なくとも、米国株投資家は、今後数カ月間は、FRBや経済指標の発表と付き合っていくことになると思われます。

ウクライナ情勢、インフレ、そしてFRBといろいろ不確実性が高いし状態が続いていますが、長期投資家の方は長期的な視点を忘れないことが大切です。

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過去一年間を振り返ってみると、VOOは+9.6%と良いリターンですし、QQQも+4.7%と悪くありません。至って普通のリターンとも言えます。

今後どうなるか、予想が非常に難しい状態が続いていますが、あまり近視眼的にならずに、

また日々の市場や株価の変化に感情を揺さぶられすぎることなく、落ち着いて楽しく投資を続けることが大切だと思います。

投資のABCDは「当たり前のことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる。できれば笑顔で」(パクリではなくオマージュ、リスペクトです)

私は基本に忠実に、当たり前のことを淡々と楽しく続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【Nasdaq・S&P500は続落】インフレや消費鈍化の懸念も。来週FOMCを控える中、様子見続く。【投資のABCDを再確認】

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