ウクライナ情勢を受けて。初心者があまりやってはいけないことと、やった方がいいこと。

投資まとめ

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【不確実性が高まる市場】

ウクライナ情勢やインフレ、FRBの利上げに対する懸念が高まり、株価は下落。

私の投資しているS&P500ETF(VOO)は年初来で‐12.34%となりました。

直近の最高値から10%以上下落し、いわゆる調整局面入り。

ナスダックは11月19日につけた最高値から20%以上下落し、弱気相場入りとなりました。

これは1971年にナスダック総合指数が生まれてから13回目のことです。

【長期投資家、インデックス投資家はどうすれば?】

さて、今回は株価が下落し、不確実性が高まる中で、長期投資家やインデックス投資家の方がやってはいけないこと。やらない方がいいこと。やった方がいいこと。

を簡単に書いていきたいと思います。

私は長期的にインデックス投資をしているので、今回はパッシブ運用をしている方、長期投資家の方、優良企業をバイ&ホールドしている方など目線で書いていくわけですが、

もし、異なる投資戦略を採用される方であれば、各々の投資戦略において正しいことをするのが一番だと思います。

投資期間や目標、スタンス、採用している戦略によって、一概には言えない部分もあると思います。

こういう場合は・・・・。こういう戦略を採用しているなら・・・と、場合分けをしていたら、永遠に終わらなくなってしまいますので、どうかご理解ください。

そういう方であってもこの記事のどこか一部分でも役立つ部分があれば幸いです。

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【絶対やってはいけないこと】

さて、まずは「やってはいけないこと」について考えてみましょう。

個人的には、投資において「何をやるか」と、同じくらい「何をやらないか」を決めることが非常に重要だと考えています。

こういう不確実性が高い時や、危機的な状況下では、どうするか考えるよりも、

まず「絶対にしてはいけないこと」を整理し、徹底する方が簡単かつ効果的だったりします。

基本的に「未来はわからない」のだからやってはいけないことは少ないわけなのですが、

例えば、株価の下がっていく様を見て、感情的になり、騒ぎ、暴れ、パソコンをぶん投げる。なんてことは絶対に避けた方がいいことの一つですよね。

感情と体力とエネルギーとパソコン代の無駄になります。後片付けする際には悲壮感が増すだけでしょう。

それで株価が上がるのならいいのですが、そういうわけでもないでしょう。

そういう衝動的な行動をしても、一時の感情を発散させることはできるかもしれませんが、何一つ状況は変わりません。

あなたが笑顔でも、苦しくても、株式市場はそんなこと考慮してくれるはずもありません。

【感情に飲まれるな】

ウォーレン・バフェット氏の名言に、(投資で成功するためには)

「IQ(知能指数)が高い必要はない。感情をコントロールすることが必要で、自己破壊的な行動をして、リスクを冒さないことだ

というものがあります。

また、投資のミスの大部分が感情によって引き起こされるとバフェット氏はいいます。

株価が下がったり、市場の混乱に飲まれて、衝動的で合理的ではない行動をとってはいけません。

むしろ、市場が冷静さを欠いている時にこそ、冷静さを維持している投資家にチャンスが訪れるというものです。

日々株価が動くのも、新しい、知らないニュースが流れてくるのも当たり前のことです。それに一喜一憂しないことが大切です。

感情に関係するものですが、近視眼的になるがあまり、感情に敗北して投資を止めないこと。資産形成を諦めないことが大切です。

過去200年の米国市場.


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【あまりやらない方がいいこと】

絶対にやらない方がいいこととして、感情的な判断をすること。投資を投げ出すことについて話ました。

これはあらゆる投資家に当てはまることだと思います。

ここからは、長期投資家、インデックス投資家が「あまり」やらない方がいいことを書いていきたいともいます。

投資戦略や考え方にもよりますし、上手くいくこともありますが、過去多くの投資家の方が挑戦し失敗してきたような内容です。

「今、現金比率を高める」

ボラティリティコントロールや何か意図があり、わかってやっている人はまた別ですが、

例えば、初心者の方の感情、感覚による現金化は、できれば止めた方がいいと思います。

リスクを取りすぎていたと感じる方も、できれば今は踏ん張って、平時になって市場が落ち着いてから、また次の危機に備えて資産配分を考え直すのが良いと思います。

上昇相場と下落相場、両方を経験して初めて自分のリスク耐性がわかるもの。それに基づく資産配分の修正は全然いいと思いますが、株価が下落して混乱している最中ではなく平時にやりましょう。

リスクの取りすぎを反省するのは良いことですが、「資産配分の見直し」を狼狽売りの言い訳に使うのもまたちょっと違うと思います。

今、現金比率を高めるというのは暗に市場が下げることに賭けているということになります。

では、なぜ、反発しないといいきれるのでしょうか。株式比率を下げることで反発後の上昇の恩恵を受けられない可能性があります。

「復習」 

1987年から2018年末までS&P500指数に投資をした場合のリターンは年率11.20%  

1万ドル投資した場合、20万1704ドルとなりました。

でも、同期間のS&P500指数上昇した日、上位〇日を逃した場合の年率と1万ドルはそれぞれ

上位10日を逃した場合、 年率8.58% 10万0673ドル
上位20日を逃した場合  年率5.90%   6万2395ドル
上位30日を逃した場合  年率4.30%   4万1073ドル

となってしまいます。

たった10日間逃しただけで、市場にいなかっただけでこんなに差がついてしまうのです。

タイミングを計って株式市場から出ることは、一見懸命に見えますが、それは上手くいくこともあればいかないこともある戦略です。

成功させるためには、コストを正当化させつつ、出るタイミングと戻るタイミング両方を成功させなければいけません。

タイミングや先行きを予測して市場から出たり入ったりするのではなく、長期間資産を株式市に配分しづけることが長期的にS&P500等へ投資をする際の基本となります。

バンガードの調査によると、コロナショックの際、現金化した投資家のほとんどが、下落前の資産配分を維持していた方が、結局よいリターンを手にすることができたということがわかっています。

株が下落した後で株を売り、現金比率を高めて値上がりした金を買い、株が上がった「後」で株やリスク資産を買う。これでは安値売りの高値買いを繰り返すばかりで、

ただ黙って市場にいた場合に得られるはずだったリターンを自ら押し下げてしまう可能性に繋がります。

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【未来がわからないならベターを選択】

未来がわかるという人は別ですが、そもそも未来がわかる人は今不安を感じて悩んでいたりはしないでしょう。

未来がわからないという人であれば、どちらにでも転ぶ可能性もあるからそこ、現金と株式両方にバランスよく配分することが大切です。

結局未来はわからないのですからベストを狙って成功や失敗を繰り返すのではなく、ベターを積みあげていくことが長期的な資産形成では重要だと思います。

【余談】

〇金について。

こういう時期は「金」についての質問をよくいただきます。短期的な視点やトレードは別ですが、

長期的にPFに組み込んでリスク分散を計りたいというのであれば、今買うのではなく平時に買うのが良いと思います。

(投資をしたい方は価格が落ち着いてから適切な比率を組み込むのが良い)。

こういう時期は、メリットを過大に評価されがちで、デメリットを見落としがちです。投資するにしても両方をよく考えて投資しましょう。

資金が小さいとコスト負けすることもありますし、ある程度の比率で投資しないと分散効果も言うほど期待できなかったりもしますから、よく考えて投資をしましょう。

私自身は金には投資をしていないものの、金自体を否定するつもりはありません。ただ長期的に分散効果を狙ってPFに組み込むのであれば時期が悪いと思います。

金に分散するというアイディアは悪くはないので、平時や金が下がっている時に行いましょう。

〇ショート・CFD・オプションなど

日ごろから慣れた人ならいいが、初心者が損失を取り返そうと、普段やり慣れないことに、難しい局面で手を出すと、失敗することも多い。

生兵法は大怪我のもとというが、元々慣れた方でも難しいのに、わざわざこの難しい時期にデビューする必要があるのかとも思う。

運よく上手くいくこともあるが、プロも含む相手がいることを忘れずに。

【やった方がいいこと】

すみません。疲れてきたので箇条書き&メモをそのまま行きます(笑)

平日は時間がなくて嫌ですね(笑)

〇できることに注力する。

〇入金力は確実に資産を増やす。拠出額を増やす。人的資本や収入を増やすは攻めにも守りにも有効

〇大抵のアイディアは上手くいくこともあれば、いかないこともある。ただコストはかかる。ということを忘れない。

〇未来がわかるという人がいれば、それに賭けるのは合理的だか、未来がわからないのであれば、いろいろな可能性備えることが大事。

〇そのための具体的かつ王道の方法は、無リスク資産とリスク資産の資産配分だったり、資産クラスの分散だったり。

〇積立NISAやイデコの拠出は維持。積立の計画や資産配分を維持。

〇余裕がある方で、5%以上配分がずれていたらリバランスして株を買っても良い。

投資手法や戦略にもよるので一概に断言はできないが、冷静さを失わないこと。

いっそ株価やニュースと距離をおいて、今、目の前の人生を楽しんでみてはどうかとも思う。

外部の環境は、どうしようもないので株価が下がっても自分の判断が悪かったと悔やみすぎないように

一番大切なのは、下落が起きた「後で」どうしようかと、小手先で考えるのではなく、「事前に」下落に対してどう備えるかである。

10年、20年と長く投資をしていれば、このような地政学的問題や何かしらの下落、暴落に出くわすことは当たり前の必然である。

まず、平時になるまで、一旦耐えて、株価がある程度回復したら、今回の経験を踏まえて、今後について、「次の来るべき暴落に備えてどうするか」を考えることが大切だと思います。

現金や生活防衛費。PFの分散や見直し。収入の増加や株式市場とは関係ない別の安定したインカム源の確保。

やれそうなことはたくさんある。

なかなか充てることのできない未来予測の精度をあげようとするよりも、まずは確実にできることからしっかりと改善していくことが重要だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
ウクライナ情勢を受けて。初心者があまりやってはいけないことと、やった方がいいこと。

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