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【3月4日 米国株式市場】
ダウ 33,614 -0.53%
S&P500 4,328 -0.79%
ナスダック 13,313 -1.66%
米主要株価3指数はそろって下落。
昨夜、発表された米雇用統計は良い内容でしたが、
ウォール街の焦点をウクライナ情勢から、引き剝がすことはできませんでした。
ロシア軍による砲撃により、ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所で火災が起き、付近で放射線量の上昇が確認されたとの報道があり緊張が高まっています。
当局によると、火災は安全に鎮火したとのこと。ジェニファー・グランホルム米エネルギー長官は、原子炉は安全に停止しているとツイートしています。
【債券利回りは低下】
ラッセル2000は₋1.55%と大型株よりも下落。
VXUS(全世界株式除く米)は‐2.32%と米国株式市場よりも大きく下げました。
米10年債利回りは1.750%。‐0.094と低下。
VIX指数は31.98。+1.50と上昇しました。
2月には2%台まで上昇していた米10年債利回りでしたが、投資家が安全を求めて米国債に資金を移動させているため、利回りが低下しています。
【為替・コモディティー】
ドル円 114.86 -0.52%
NY原油 115.12 +6.92%
NY金 1,969 +1.81%
ウクライナ情勢の緊張を受け、安全資産の金が上昇。
原油は供給圧力が懸念される中6.9%上昇し、2008年8月以来の高値となりました。
ビットコインは39,245ドル。‐7.58%と下落。リスクオフになると売られますね。
燃料費やコモディティ価格の上昇が、インフレや米国の家計に与える影響も懸念されています。
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【S&P500マップ】
S&P500企業の約70%が下落。銀行、IT・ハイテク、アパレルなどが下げました。
マイクロソフトは2%下落し、JPモルガンは2.8%下落しています。
エネルギーのほか、医薬品やスーパーなどディフェンシブセクターが買われました。
オクシデンタル・ペトロリアムは17.6%上昇し、S&P500指数最大の上昇率を記録しました。
【セクター】
エネルギー +2.86%
公益 +2.19%
不動産 +0.82%
ヘルスケア +0.49%
生活必需品 +0.14%
資本財 ‐0.22%
素材 ‐0.43%
通信 ₋1.39%
一般消費財 ‐1.51%
情報技術 ‐1.78%
金融 ‐1.96%
11セクター中5セクターが上昇。特にエネルギーと公益は2%上昇しました。
一方で、債券利回りの低下を受け、銀行株が売られました。
【スタイルボックス】
大型バリュー株以外の全てのカテゴリーで下落。
特にグロース株や小型株が大きく下げました。
【個別株】
〇スイートグリーン(SG)+23.59%
健康レストランを運営するSGは、決算でよい売上やガイダンスを発表。株価が上昇しました。
〇ファンコ(FNKO) +9.55%
おもちゃのファンコも売上、EPSともに予想を上回る良い決算を発表。株価は上昇しました。
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【雇用統計】
〇非農業部門雇用者数
結果 67.8万人 予想 40万人 前回 46.7万人
〇失業率
結果 3.8% 予想 3.9% 前回 4%
非農業部門雇用者数、失業率とも予想を上回る良い数字でした。
平均時給の伸びは前年同期比+5.1%と前月の₊5.7%よりも低下。
労働市場の堅調さとインフレ圧力の若干の落ち着きを示唆する内容となりました。
【ロシアETFの取引停止】
NY証券取引所では、「RSX」「ERUS」などロシアに特化した3つのETFの新規資金の受け入れを停止しました。
ヴァンエックやブラックロックなどの運場会社は、流動性や規制などの問題から、新たな投資口の発行を3日以降に停止すると発表しています。
ここ1週間で、RSXは約60%程下げていましたが、今後はETFへの資金流入が事実上止まることになります。
下げたロシアETFを買うよう勧めていた情報発信者もいましたが、下げ続けたまま買えなくなりました。
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【まとめ・感想】
原油、コモディティ価格の上昇が世界各地のインフレへ懸念を増大させています。
また、ウクライナやロシアの人々のことを思うとすごく胸が痛くなります。
投資ブログなので、一個人ではなく、投資家視点で書いていきますと、
FRBは今月のFOMCで0.25%の利上げ開始を示唆してますが、昨夜の米雇用統計はそれを裏付ける内容となりました。
労働市場の強さ的には0.50%の利上げも可能なものの、平均時給の伸びの鈍化から、そこまでは必要ないと思えるいい感じの結果だったと思います。
でも、たかだか10%程度の下落では正直何も感じません。
【私の方針】
ボラティリティや不確実性の高い相場が続いていますが、米国のインフレやウクライナ情勢を日本の一個人投資家がコントロールすることは不可能ですし。
その道のそれぞれの専門家でも予測困難な先行きを、私自身が読み切ることは困難だと考えています。
もちろん、自身の取れるリスクの範囲内で特定のシナリオに賭けるというやり方もあると思います。
この局面でも、ブレることなく、また一喜一憂することなく、淡々と今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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