【ロシア市場は崩壊】ロシアETFは70%以上下落。FTSEラッセルとMSCI ロシア株を全指数から除外へ!

投資まとめ

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【FTSEラッセルとMSCI ロシア株を全指数から除外へ】

2日、株価指数を算出するFTSEラッセルとMSCIは、

全ての指数からロシア株を除外すると発表しました。

FTSEラッセルは7日から、MSCIは9日の取引終了時から適用するとのこと。

また、MSCIはMSCIロシア指数を新興国市場から、「スタンドアローン市場」に分類変更すると発表。

「スタンドアローン市場」は資本移動に規制があって流動性が低く孤立した市場で、
このカテゴリーには、アルゼンチン、ジャマイカ、パナマ、トリニダード・トバゴ、ボツワナ、ジンバブエ、レバノン、パレスチナ、ブルガリア、ウクライナなどが含まれています。

【全世界株式投資家への影響】

MSCI社の全世界株指数をベンチマークとするものはイーマクシススリム(全世界株式)など

FTSE社の全世界株指数をベンチマークとするものはVTなどがあります。

とはいえ、全世界株式指数に占めるロシア株の割合は0.3%程度と小さく、

例えば、100万円投資をしている方で、約3000円失う程度なので、

全世界株式などに適切に分散投資をしている方は、そこまで心配しなくていいと思います。

参考(VTの構成国・バンガードのHPより)

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【ロシア市場は崩壊状態】

ブルームバーグの報道」によればロシア市場では厳しい状態が続いています。

“ロシアの国内株式市場は取引停止が3日間続いているが、その間にロンドン証券取引所で取引されるロシア企業の預託証券は価値がほぼなくなっている

同取引所に上場するロシア主要11企業の預託証券に連動するダウジョーンズ・ロシアGDR指数は2日の取引で一時81%安と急落し、過去2週間の下落率は98%に達した。

今週の下落率は同国銀行最大手のズベルバンクが99%、国営ガス企業ガスプロムが98%、鉄鋼メーカーのセベルスタリはほぼ100%。石油会社のロスネフチは79%、ルクオイルも99%に上る。

ブルームバーグの試算によると、これらの企業を含むロシア企業23社の時価総額は過去2週間で5720億ドル(約66兆1200億円)減少した”

【あの日人類は思い出した(忘れてないけれども)】

これを受け、ロシア株ETF(RSX)は年初来で70%以上下落。

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レバレッジETFのDirexionデイリー・ロシア株ブル2倍ETF(RUSL)は3月18日(金)に早期償還になる予定を発表。

2日以降、現地取次先にて、売買いずれも取引制限(停止)がされており、出来高なしとなっています。

ロシア株に直接・間接的に投資していた方はもちろん、投資していない方にとっても、

カントリーリスク、地政学リスク、早期償還リスク、流動性リスク、カウンターパーティーリスクなどを思い出させてくれる出来事となりました。

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【あなたはもう忘れたかしら】

最近、米国株から投資を始めた方はあまり知らないかもしれませんが、

ふた昔前くらいには、「BRICS」という言葉が投資家達を魅了していました。

ブリカスではなく、ブリックスです。

【BRICS(ぶりっくす)とは】

ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の5カ国の英語の頭文字を並べたもの。

ゴールドマン・サックス社がレポートの中で用いて以来、一般にも広く使われるようになりました。このレポートの中で、2050年にはBRICsの4カ国がGDPで上位6カ国に入る可能性があるということが記載されていました。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/BRICs

「SMBC用語集より」

“BRICsは、広い国土と多くの人口、豊かな天然資源をもとに今後大きく成長するであろうと注目されています”

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実際、このレポートの発表以降、

ここ最近まで、新興国株式は米国株式を上回るリターンを残しました。

【世界3位の株式市場を誇ったかつてのロシア】

1900年

更に遡ると、1900年、ロシアの株式市場は世界の時価総額で、米、英に続き第3位に位置していました。

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【まとめと感想】

月並みですが、過去の実績や未来の予測は、将来を保証するものではないということがわかりますね。

リスクや投資の不確実性については、損失や被害が起きた「後」ではなく、ことが起きる「前」に考え、備えることが重要だと思います。

今回、被害がなかった方や、少なかった方も、対岸の火事とスルーするのではなく、

例えば、自身が投資している資産の流動性が何らかの事件で喪失する可能性など、リスクについて改めて認識し、再考するきっかけになればなと思っています

株式投資はリスクがあり、そのリスクや不確実性を投資家が引き受けるからこそ、見返りとしてリターンが期待できるわけです。

株式投資家はリターンだけを考えるのではなく、リスクと上手に付き合いながら投資を続けることが大切だと思います。

ロシアとウクライナのような悲しい出来事が、今後数十年も投資をしていれば、他の国や地域でも起こり得るということをしっかりと認識するも重要だともいます。

私自身はできるだけ分散し、減らすことのできるリスクは減らしたうえで、自身の許容できる範囲内で、資産を変わらずに株式市場に配分し続けていきたいと思います。

私は、日ごろから「何か予想外のことがあるのが当たり前」と考えています。今回のことも、その当たり前に想定される「予想外」の一つととらえています。

ですので、今回のロシア市場の動向に、慌ててどうこうするというようなことはなく、落ち着いて、今まで通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【ロシア市場は崩壊】ロシアETFは70%以上下落。FTSEラッセルとMSCI ロシア株を全指数から除外へ!

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