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【3月1日 米国株式市場】
ダウ 33,294 -1.76%
S&P500 4,306 -1.55%
ナスダック 13,532 -1.59%
米国主要株価指数はそろって下落。
ウクライナ危機への不安が高まる中、原油価格が急騰。
ウォール街では株式から米国債に資金をシフトする動きも見られました。
ラッセル2000は₋1.93%と小型株はより大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.87%と下げました。
米10年債利回りは1.717%。‐0.122と低下。
VIX指数は33.32。+3.17と急上昇しました。
〇米国債利回りが急低下
ウォール街では昨日に引き続き、株式から債券に資金を移動する動きが見られました。
2月、2年ぶりに2%を超える水準まで上昇した米10年債利回りですが、一昨日は1.83%に。昨日は1.71%と急激に低下しています。
ロシアへの懸念と10年債利回りの低下により、銀行株が続落。
ウェルズファーゴは‐5.75%となりました。
【為替・コモディティー】
ドル円 114.82 -0.15%
NY原油 105.48 +10.20%
NY金 1,939 +2.11%
原油価格は+10%と高騰。2014年以来の高値に達しました。
IEAは、加盟31ケ国が協調して石油備蓄を計約6千万バレル放出することで合意しました。
ビットコインは43,866ドル。+1.55%と上昇。
小麦とトウモロコシの価格も1ブッシェル当たり5%以上上昇。ウクライナは両作物の主要輸出国で、今年に入ってからすでに20%以上上昇しています。
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【S&P500マップ】
エネルギーや一部の小売、不動産株を除き、多くの銘柄が下げました。
【セクター】
エネルギー +1.04%
不動産 ‐0.20%
生活必需品 ‐0.60%
ヘルスケア ‐0.62%
公益 ‐0.81%
通信 ‐1.17%
一般消費財 ‐1.30%
資本財 ‐1.54%
情報技術 ‐2.00%
素材 ‐2.34%
金融 ‐3.62%
11セクター中、エネルギーを除く10セクターが下落。
昨日に引き続き、ロシアへの懸念から金融セクターが大きく下げました。
〇年初来ではエネルギーセクター以外がマイナス
年初来ではエネルギーセクターが+27.85%となる一方で、他10セクターがマイナス。
うち、素材‐10.3%、情報技術‐13.3%、不動産‐13.4%、通信‐14.0%、一般消費財‐14.5%と、二桁のマイナスとなっています。
【スタイルボックス】
全てのスタイル、サイズで下げました。
昨日は特に中・小型バリュー株が下げています。
【個別株】
原油の急騰の他、取引開始前にガイダンスを発表。自社株買いの範囲を年30~50億ドルから50~100億ドルに上方修正。株価は上昇、過去最高値を更新しました。
ウォーレン・バフェット氏、やりますね。
ターゲット(TGT)+9.90%
売上高、既存店売上高は予想を下回りましたが、ESPは予想を上回り、通期の見通しも1桁台後半と、予想ー2%を上回る良い数字を発表したことで株価が上昇しました。
ウォルマートやコストコもつられて上昇しています。
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【米ISM製造業景気指数】
結果 58.6 予想 58.0 前月57.6
米製造業の景況感は好調。コロナウイルスの影響が薄れたこともあり、予想を上回る良い数字となりました。
指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。製造業は米経済の11.9%を占める。
先行指標となる新規受注指数も61.7に上昇。モノへの需要は引き続き堅調に推移するものと思われます。
ただ、サブ指数をみると雇用の増加ペースは鈍化。サプライチェーンの問題や仕入れ価格の高止まりなどは継続しています。
ロイター「https://jp.reuters.com/article/usa-economy-manufacturing-idJPKBN2KY53H」
3月のFRBの利上げに向け、米国の経済指標の発表に注目が集まっています。
【ウクライナ危機について】
ウクライナ情勢が更に深刻化しており、市場はリスク回避の雰囲気を強めています
米国とその同盟国は、ロシアの金融システムに大きな圧力をかけています。ルーブルの価値は月曜日に過去最低水準に急落した。ロシアの株式市場は火曜日も休場となりました。
ロシア中央銀行が、ルーブルを主要金利を9.5%から20%に引き上げるなど補強策を講じたことからやや持ち直しています。
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【まとめ・感想】
3月の利上げがほぼ確実視されていますが、0.25%なのか、0.5%の大幅利上げなのか。
また、3月以降のペースなどにも注目が集まっています。
ウクライナ情勢を受けて、0.5%はないというのが市場の大方の予想です。
FOMCに向け金曜日に発表される雇用統計にも注目が集まっています。
【航路を守れ】
いろいろな考え方や戦略があると思いますが、
長期投資家の方は、米国株式市場が、地政学的リスク、インフレ、パンデミックなど様々な危機に対して、一時的に落ち込む場面は多々あったものの、最終的には時間が解決してきたということを忘れないでください。
分散やコストを抑えるなど、元々自身の許容できるリスクの範囲内で、おおよそ最善の行動をとってきた方は、その姿勢をむやみに崩すべきではありまません。
その姿勢を崩すのと同じかそれ以上に、正しい姿勢を維持すべき理由もたくさんあるはずです。
それを忘れないでください。
市場を出るタイミングと戻るタイミング、その両方を上手く決めるのは非常に難しいものがあります。
リバウンドは、急落や混乱と同じくらい早く(または遅く)予想外に起こることが普通です。
コストを正当化しつつ、タイミングを成功させることは私にはまず無理です。
【私自身がやっていること】
私自身は、特に変わったことはせず、先日2月の給料でvxusに投資したのに続き、月末~月始めに入る副業の方のお金も随時VXUSに投じるつもりです。
特に右往左往したり、変わったことをする予定はありません。
「バイ&ホールド」「資産配分の維持」「自分のコントロールできることに注力」です。
いろいろな考え方や戦略がありますが、アクティブや動的に動く方であっても、感情に流されず合理的な判断をすることが大切だと思います。
私は航路を守り、愚直に投資を続けていきたいともいます。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【原油高騰】米国株式市場は下落。S&P500・Nasdaqに投資をしている方はどうすれば?【私の今後の方針】