S&P500は最高値から10%以上下落し「調整」へ。でも、全く心配はしていません。

投資まとめ

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【2月22日 米国株式市場】

ダウ    33,596 -1.42%   
S&P500   4,304 -1.01% 
ナスダック 13,381 -1.23% 

ウクライナ情勢の悪化により株価は下落。

S&P500指数は1月の史上最高値から10%以上下落しました

ラッセル2000は1.45%と大型株よりも下落。

VXUS(全世界株式除く米)は‐1.19%と下げました。

米10年債利回りは1.937%。+0.007とほぼ横ばい。

VIX指数は28.81。+1.06と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  115.02 +0.24%
NY原油  92.27 +1.32%
NY金   1,901 +0.14%

ビットコインは37,971。+2.56%と上昇しました。

ウクライナ情勢の緊張を受け、原油価格が上昇。

欧州の天然ガス価格は、ドイツがロシアからのガスパイプライン「ノルドストリーム2」の認定に必要な重要文書を取り下げたことで10%ほど急騰しました。

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【S&P500マップ】

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IT・ハイテクの他、自動車株が下げました。ウクライナ情勢がサプライチェーン問題を悪化させるとの懸念が広がっています。

【セクター】

公益    ‐0.07%
不動産   ‐0.23%
ヘルスケア ‐0.25%
金融    ‐0.42%
生活必需品 ‐0.83%
情報技術  ‐0.88%
資本財   ‐0.92%
通信    ‐0.98%
エネルギー ‐1.53%
一般消費財 ‐3.04%

前11セクターが下落。

特に一般消費財が下げました。

一般消費財は、消費への懸念から、ホームデポやナイキなど個人消費に影響のある企業の株が売られました。影響力の大きいテスラの下落も響きました。

【スタイルボックス】

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大型バリュー株がやや下げ止まりましたが、全体的に下げました。

【個別株】

〇ホーム・デポ(HD) ‐8.78%

売上高は予想を上回りましたが、コストの増加による利益率の悪化や弱い見通しなどで売られました。

〇メーシーズ(M)‐4.94%

百貨店のメーシーズは、EPS、売上高ともに予想を上回る良い決算を発表しましたが売られました。

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【米住宅価格指数(S&Pケースシラー)】

20都市指数(年々同月比)

結果18.6% 予想 18.0% 前月18.3%

米住宅価格指数は、2000年代半ばの住宅バブルを超える高騰が続いており、インフレ指数にも影響を及ぼしています。


【2月の米消費者信頼感指数】

結果 110.5 予想 110.0 1月 111.1

2カ月連続で下落。短期的な経済見通しへの懸念から、今後6カ月間に住宅や自動車の購入、休暇に出掛ける予定の消費者が減りました。

米国の消費者は、インフレとそれより遅い賃金上昇ペース。ガソリン価格の高騰などを受け、消費を渋りだしました。

来期以降の企業業績への影響が懸念されます。


【ウクライナ情勢・バイデン大統領は非難】

ロシアがウクライナ東部の親ロシア派支配地域を独立国家として承認し、派兵を決めたことについて、

バイデン大統領は、「ロシアはウクライナの大部分を切り取ることを発表した」「国際法の明白な違反であり、国際社会の断固たる対応が求められる」と強く非難。

また、ロシアの大手金融機関2社などを対象に経済制裁に踏み切ると表明。更に、ロシアの国債や政府機関債などソブリン債。エリート層オリガルヒとその家族なども制裁対象に加えると語りました。

そのうえで「米国と同盟国は引き続き外交に前向きであり。外交手段がまだあることを期待している」と述べています。

バイデン大統領が外交による解決を示唆したことにより、後半株価は反発しました。

EU諸国も強くロシアを非難。独自に、初期の経済制裁を発動するとのこと。

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【まとめ・感想】

インフレ率の上昇と迫り来る利上げの中で、経済の行方を見極めようしていた投資家にとって、ウクライナの危機がまた新たな懸念材料となりました。

1~2年ほど前、アフターコロナ銘柄だ、ミーム株だ、ハイグロだ。と市場が騒いでいた時、ウクライナ情勢による株価の下落を予想できた個人投資家やYOUTUBERがどのくらいいたでしょう。

未来はわからないものだということがわかります。

米国企業は、商品の需要が供給を上回り、サプライチェーンの問題や原材料費の高騰に直面しています。そして、米消費者はついに値上げに対し消費を控えようとしだしています。

ウクライナ情勢もこうなる「だろう」とか、こうはならない「だろう」と言うことはできますが、所詮その程度で、どうなるかわかりません。

また、FRBはインフレ対策として利上げを計画しているが、利上げの回数や幅がどの程度か。それが、市場全体や経済にどのような影響を及ぼすか、不透明な状況にあります。

つまり、長期投資家にとっては、最高にいつもどおりの状態ですね。

市場とは通常、いつも何かしらの懸念や不確実性をはらんでいるものです。

未来はどうなるかわかりません。

ただ、過去、米国と米国株式市場は、大統領が暗殺されても、テロ攻撃を受けても、直接あるいは間接的な戦争が起きても、そういった危機を何度も乗り越え今日まで成長を続けてきました。

株式市場と人間の底力や欲や合理性に、私は期待しています。

【私はいつもどおりの投資を続けていきたいと思います】

いろいろな投資戦略があると思いますが、市場の調子のいい時は大抵何をやっても儲かりますし、こういう不確実性の高い時そこ、その人の腕の見せ所だと思います。

S&P500投資家にとってはようやく10%OFFだと喜んでいる人もいるかもしれませんし、まだ高いと思っている方もいるかもしれません。

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目先のことはどうなるかわかりませんが、

過去の地政学的な危機の影響が長期チャートではほとんど見えなくなってしまっているように、

20年後、30年後、今日の10%程度の調整も忘れられたり、歴史のイチ出来事として昔話になっていると思います。

もっとひどい暴落が起こり、そこを乗り越えれば、今の新人投資家の皆さんも、「当時」を経験した「ウクライナおじさん」「ベテラン投資家」と呼ばれることになっているかもしれません(笑)。

長期投資家の方であれば、長期的な視点を維持し、規律ある投資を続けることが大切だと思います。

私自身は、今朝方いつもどおりVXUSに投資をしました。

給料以外の収入も、これから月末にかけて入ってくるのですが、そちらも特にタイミングを計ったり、市場の動向を伺ったりすることなく、随時いつもどおり投資に回していきたいと思います。

また、どんな投資戦略を採用される方であっても、株価の下落やニュースで、感情を乱さず、冷静かつ合理的に、それぞれのやるべきことをやるのがベストだと思います。

私は自身のコントロールできることに注力しながら、今月も来月も、いつもどおりの投資を続けていきたいと思います。

いろいろな考えがあると思いますが、お互い頑張っていきましょう!

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
S&P500は最高値から10%以上下落し「調整」へ。でも、全く心配はしていません。

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