【S&P500は上昇】FOMC議事録を受け株価は反発。小売売上高もFRBも思ったほど悪くないが、結局勝負はこれから【UPST+35.65%】

投資まとめ

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【2月16日 米国株式市場】

ダウ    34,934  -0.16%   
S&P500   4,475 +0.09%  
ナスダック 14,124  -0.11% 

序盤は下げて始まり、まちまちな動きが続いた米国株式市場ですが、

午後14:00に1月のFOMCの議事要旨が発表されると株価は上昇に転じ、S&P500はプラス。ダウとナスダックも下げ幅を縮小して終えました。

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ラッセル2000は+0.18%と小幅に上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は+0.45%と上昇しました。

米10年債利回りは2.028%。‐0.017と小幅に下げました。

VIX指数は24.32。‐1.39とFOMC議事録発表後下げました。

【為替・コモディティー】

ドル円  115.39 -0.18%
NY原油  90.46 -1.75%
NY金   1,870 +0.82%

ウクライナ情勢の懸念が後退したことを受けて原油が下落。

今週エネルギー価格は特に不安定な動きを見せています。

一方で、15日、8カ月ぶりの高値となった金には引き続き資金が流入。

ビットコインは44,117ドル。‐0.74%と小幅に下げました。

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【S&P500マップ】

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エネルギー株や産業株が堅調。銀行やIT・ハイテク株はやや下げました。

【セクター】

エネルギー +0.76%
素材    +0.65%
資本財   +0.52%
一般消費財 +0.27%
不動産   +0.24%
生活必需品 +0.19%
公益    +0.18%
ヘルスケア +0.13%
金融    +0.00%
情報技術  ‐0.17%
通信    ‐0.20%

11セクター中9セクターが上昇。

情報技術と通信セクターは小幅に下げました。

IT・ハイテク株の下げを他のセクターがカバーし、S&P500はプラスとなりました。

【スタイルボックス】
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スタイル別では、バリューやコアが小幅に上昇するなか、

グロース株が売られ、各指数の足を引っ張りました。

【個別株】

〇アップスタート(UPST)+35.65%

第4Qの決算を発表。売上高、EPS、通期ガイダンスともに予想を上回る良い内容でした。4億ドルの自社株買いも発表。出来高を伴って上昇しました。

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【1月の米小売売上高】

結果 +3.8% 予想 +2% 前月 ‐2.5%

米商務省が16日に発表した1月の小売売上高(季節調整済み)は前月比3.8%増。

自動車などの購入が急増。前月の落ち込みからプラスに転じ、市場予想の+2%を大きく上回りました。

今回のエコノミスト予想は、+0.7~4.4%とばらつきが見られ、プロでも予想するのが困難な状況が続いていることがわかります。

昨年末の低迷の反動や物価の上昇が数字に寄与した可能性もありますが、米国の消費がまだ冷え込んでいないことも伺えます。この数字をFRBがどうとらえるのかが一つの焦点になります。

また、インフレの高まりが、幅広い業種の企業の利益を圧迫しています。シリアルメーカーのケロッグをはじめ、多くの米国企業がコストを相殺するために値上げを行っています。そのため、米国の消費者が価格を吸収しきれなくなり、やがて支出を控えるようになるのではないかという懸念が生じている。

【FOMC議事録】

1月のFOMC議事録が公開されました。

“物価上昇が根付き、雇用が力強い中、金融政策を引き締める時期が来たとの考えが示されていたことが分かった。同時に、決定は毎回の会合で実施するデータ分析に左右されるとの考えが示された。

参加者は、2015年の利上げ局面よりも「速いペース」で政策金利を引き上げなくてはならない可能性があるとの見方で一致。

ただ「政策の適切な道筋は、経済・金融情勢、および見通しへの影響と、見通しを巡るリスクに左右される」と強調した”

ロイターより

〇ポイント

〇利上げがまもなく適切に。
〇バランスシート縮小に関しては今後の会合で決定する予定。
〇メンバーの大半は2015年より速いペースの利上げが正当と認識。
〇多くの参加者が将来的にMBS売却の可能性があると認識。

といった感じで、タカ派や悲観派にとってほとんど新しい材料はありませんでした。

S&P500指数は、議事録発表後に小幅な上昇と下落を繰り返した後、上昇に転じました。

先日、セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は、7月1日までに基準となる短期金利を1%ポイント引き上げるという積極的な措置を取るよう繰り返し要求。

一方で、カンザスシティ連銀のエスター・ジョージ総裁は、より「緩やかな」アプローチへの支持を表明。

昨日は、ミネアポリス連銀総裁は過度に速いペース、もしくは大幅な利上げとならないよう「やりすぎ」に注意を促しました。

FRBメンバーでもタカ派と慎重派で意見が割れています。FRBメンバーでも意見が分かれ、先の経済指標も読み切れない状況が続いています。

普通の個人投資家はあまり決め打ちせず、自分のコントロールできることに注力したり、アクティブに動く方も出てきた数字に対して、柔軟に対応することが大切だと思います。

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【まとめ・感想】

ウクライナ侵攻の行方、米FOMC議事要旨、米小売売上高、FRB高官講演といろいろなことが危惧された1日ですが、終わってみればS&P500指数は+0.09%となりました。

前日、ロシアが軍隊の一部を基地に戻したと発表したことで、ウクライナ情勢への懸念は後退しました、ただ、市場の警戒感は根強く、外交的解決に本当に進むのか、まだ予断を許さない状況です。

FOMCの議事要旨の内容が、予想ほどきついものでなかったのが株価を支ました。

市場では、セントルイス地区連銀のブラード総裁のような利上げに積極的なタカ派の姿勢が、FRBのメンバー間でも広がっているのではとの懸念もありました。

さて、経済指標やFOMC議事録を消化した市場ですが、結局のところ、特に何もなく、せいぜい思ったよりも悪くはなかった程度で、FRBの動きは今後の経済指標次第ということがわかりました。

利上げに関しては、今後数か月から数年にわたって付き合っていく問題となりますし、その間のインフレや企業の業績がどうなるかはまだわかりません。

元々適切な資産配分で、適切に分散投資をしている方であれば、あまり、目先のニュースや株価、予想に一喜一憂したり、振り回されすぎないよう注意しましょう

無駄に動けばコストもかさみます。また先行きの決めつけも禁物です。

【最後に】

 ポール・サミュエルソンは、「投資の道は絵の絵の具が乾くのを待つのや、植物が育つのをただ見守るような、刺激がない退屈なものだ」
「もし刺激が欲しいのなら、800ドルを手に取りラスベガスへ行きなさい。ラスベガスで金持ちになるのは簡単じゃないけどね」という言葉を残しています。

よい投資とは思いのほか退屈なものなのかもしれませんね。ただ、私は幸いにも退屈と揶揄されるインデックス投資ですら楽しく感じます。

私は人生も投資も自分のペースで楽しみながら、気長に続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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