【爆損】ソロスもほれ込む伝説のトレーダーBNF氏の失敗から得るべき教訓とは?【20年間・年率30%の男の悲劇】

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50憶の損失

【伝説のトレーダーの話】

私の友人、大黒達也が最近音楽に関する書籍を出しまくっています(笑)。

そんな彼の書籍を読んでいて、ふと音楽をこよなく愛する伝説のトレーダー、ヴィクター・ニーダーホッファーを思い出したので、今回は記事にしていきたいと思います。

彼の書いた投資本には株式チャートと楽譜が並んで出てきます(笑)

伝説的なトレーダーとして有名なBNFさんの「B・N・F」というハンドルネームは、このヴィクター・ニーダーホッファーをもじったものとしても有名ですね。

私くらいの年の方は懐かしいと感じる名前でしょうが、最近、投資を始めた方は全く知らないと思うので、簡単にどんな人物だったか紹介します。

【ヴィクター・ニーダーホッファー氏の成功】

ニーダーホッファー氏の祖父は音楽事業で成功し、稼いだお金を株に投入。1929の大暴落で破産しました。父は株に手を出さず、警察官として素晴らしい功績を残しました。

そんな家に生まれたニーダーホッファー氏は、祖父と同じ道を進むことになります。

ハーバード大学で統計学と経済学の学士号を取得、シカゴ大学で博士号を取得。

あのノーベル経済学賞を受賞し、LTCMの破綻でも知られるマイロン・ショールズ氏とシカゴ大学では一緒に学んだといいます。(お互い知ってはいましたが、あまり親しくはなかったようです)

その後、友人のフランク・クロスと共に、非上場企業を買収し上場企業に売却する目的での投資銀行を共同設立。

1980年には投資ファンドを設立しパフォーマンス的にも成功を収めると、それがジョージ・ソロス氏の目にとまり、ソロスのファンドのパートナーとして招かれました。

ニーダーホッファー氏は1982~1990年までソロスのファンドに在籍。

ソロス氏は、ニーダーホッファーしのことを「相場で勝ち続けながらも(ソロスの元を)自ら去った、唯一のファンドマネジャー」と高く評価しており、自分の息子に彼の元でトレーディングを学ばせたほどでした。

1996年までの間に、ニーダーホッファー氏は、年率30%という利益を20年にわたって稼ぎ続けてきました。

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【ソロスとの会話】

当時、ソロス氏の別荘に招かれたニーダーホッファー氏は、海でソロス氏とこのような会話をしました。

ソロス「気をつけろ、あの大波はお前には大きすぎる」

ビクター「大波に立ち向かうのが投機家の役目だ。この程度の波など大したことないさ」

ソロス「それがお前の悪い所なんだ。自分を過信していると、いつかきっと大波に飲み込まれてしまうぞ」

【破綻】

1996年まで高いパフォーマンスを続け、世界一の投資家と称えられたニーダーホッファー氏でしたが、1997年のアジア通貨危機で大敗し、彼のファンドも破綻に追い込まれました。

日本でも1日で50億円の損失を出した男としてドキュメンタリー番組が作られました。

この時ホッファー氏は、1997年10月27日の株価の大暴落が大衆を巻き込んだヒステリックなもので、翌日には大きく反発すると予想し、プットオプションの売りポジションを取った。

しかし、取引額が大きかったので5000万ドルの追証が発生。その前にアジア通貨危機によりタイで資金を失っていたこともあり、その金額を集められず、翌10月28日火曜日午前7時半の寄り付きには多額の含み損が発生し、強制決済されました。

そのたった2時間半後の午前10時には、ニーダーホッファーの思惑通り株価は大きく反発、暴騰を始めており、ほんの約2時間半の差で破産と大成功の命運が分かれた事に成ります。

もう、ほんの少しだけ余裕があれば、読みは当たっていただけに、と悔やまれます。

【便利な道具も間違って使うと・・・】

私は投機も、レバレッジもそれ自体が悪いとは思いません。ただ、高いレバレッジは脆さを内包しており、天才的な凄腕投資家やトレーダーを幾人も葬ってきました。

もう少しだけ、ゆっくり歩くことが許容できれば、多くの投資家、投機家たちは散らずに済んだかもしれませんし、そこから巻き返せたのかもしれません。

さて、破産したニーダーホッファー氏ですが、は翌1998年、私財を売却し、自宅を担保にして手に入れた資金を元手に再度ファンドを設立。

その後、2001年から2006年にかけて年率40%以上のパフォーマンスを記録しました。やはり腕はあるようです。

しかし、2007年のサブプライム危機により、資金の75%以上の資産を失い、同年11月にはクローズに追い込まれました。

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【感想】

さて、今回はヴィクター・ニーダーホッファー氏の人生を簡単に紹介しながら、レバレッジや自信過剰の危険性を軽く振り返ってみました。

あとは実績や人の縁の大切さですね。ヴィクター・ニーダーホッファー氏は1997年の破綻の後、それがあったから、もう一度再起できたわけです。

私自身、お金では買えない人の縁というのを大切にしたいと思う今日この頃です。

経済学者のケインズが貧乏と金持ちを行ったり来たりしたように、こういう劇的な生き方が好きだったり、憧れる方もいるかと思います。

端から見ている分には、狂気の沙汰ほどおもしろいと思いますし、私自身も若い頃はそういうギャンブル的な挑戦を良くしました(笑)。

まあ、でも今は年のせいでしょうか。人生、生きていくのに困らないくらいのお金は欲しいとは思いますが、昔のようにそこまでの大金やお金が欲しいとも思わなくなってきました。

世界お金持ちランキングの自分の位置を100位や1000位あげる努力をするよりも、人生を楽しく、幸せに生きる方向に力を入れたいといった感じです。

人生のうち、がむしゃらに頑張ったり、ギャンブルしたり、お金儲けに走る時期があってもいいと思います。それで自身がおもしろい経験を得られたり、成長することもあると思います。

でも、一生全力で走り続けるのってなかなか大変で。これができる方は本当にすごいと思います。

私は周りと比較することなく、自分のペースで、これまで通りの投資を続けていきたいと思っています。

以上、今回はニーダーホッファー氏のお話でした。知らなかったという方は是非色々調べてみると面白いかと思います。

いつもありがとうございます。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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