ベンジャミン・グレアム「長期投資をしようとする者は、直近の経験を重視し過ぎてはいけない」

投資まとめ

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長期投資家へのアドバイス

世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏の師匠、

ベンジャミン・グレアム氏は、投資の古典的な名著「証券分析」の前書きにて

長期投資家にこうアドバイスを送っています。

「長期投資をしようとする者は、直近の経験を重視し過ぎてはいけない」

これは、1929年の大暴落についての指摘ですが、

その後の下落局面でも、上昇相場でも同じことが言えると思います。

ここ数年は好調だった米国株式市場

2020年、S&P500や新興国株式インデックスは二ケタのリターンをあげました。

5年前の2016年年初からVTIに投資をしていれば、

そのお金は約2倍になりました。

もちろん、VOOでも同様です。

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過去の米国株式市場のリターン

しかし、歴史を振り返ってみると、

例え、米国株式市場であっても良い時期だけではないという事がわかります。

過去の、米国株式市場の実質リターン

1901年~21年、年率0.2%

1929年~49年 年率0.4%

1966年~86年 年率1.9%

数字は敗者のゲーム〈原著第6版〉より

切り取る期間にもよりますが、

米国株式市場に長期投資をしても、実質リターンが年率2%を下回ることもあります。

ドルベースの米国人視点のものですが、

最近の例でも、

1999年1月からVanguard Total Stock Mkt Idx(VTI)に、10年間投資をした場合、

配当を含めたトータルリターンは年率1.71%

インフレ調整後では-0.81となりました。

最初に投資をした10000ドルは、

10年間で12050ドルになりましたが、

インフレ調整後では9146ドルとなってしまいました。

【参考】

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 全米株式  全世界の株式除く米

インフレ調整済みドルベース、配当含む。

同期間(1999年1月からの10年間)において、

米国を除く全世界の株式のトータルリターンは年率4.54%、インフレ調整後で1.95%となりました。

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まとめ・感想

金利の低下やその前の10年間のPERが低かった事、

多くのイノベーションが加速した事などにより、

ここ10年間の米国株式市場のリターンは魅力的なものとなりました。

しかし、2020年代がどうなるかはわかりません

もし、長期投資をするのであれば、

ここ数年や昨年の経験を重視し過ぎすぎることなく、

広く、客観的で、現実的な視野を維持しながら投資を継続することが大切だと思います。

過度な期待や恐れは、自らの投資リターンを引き下げる事に繋がります。

なお、私は今後もVOOを中心に投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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