【米国株投資の基本中の基本】S&P500の月間リターンを正しくイメージしよう【VOO】

投資まとめ

S&P500の月間リターン(1950年~2017年8月)

過去のS&P500の月間リターンを見てみると、

最も多いのは+2%。ついで+1%。+5%。+0%と続きます。

そして、下のグラフが示すように綺麗な正規分布にはなっていません。

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ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質より引用

S&P500指数の3つの特徴

過去67年間のS&P500の月間リターンには、3つの特徴が見られます。

① 価格があまり大きく動かない頻度が高い

② ①より少し大きな価格変動が起こる頻度は(正規分布より)低い

③ 平均から大きく離れた極端な価格変動の頻度は(グラフからはわかりずらいですが正規分布より)高い

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S&P500やVTIに投資をする場合は、

この3つのポイントをよく心に止めて投資をすることが大切だと思います。

例えば、月単位で見た場合、

株価があまり動かないのは当たり前の事なので、

「上がれ、上がれと」あまり期待を抱いたり、やきもきしないことが大切です。

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https://priceaction-japan.com/3502.html

また、両端はファットテールとなっており、

急激な価格変動が起きる確率は、正規分布で想定されるよりも高くなっています。

簡単に言うと、

発生確率が低く、市場へのインパクトが大きいイベントや

まず、おこることはないだろうというような大きな上昇や下落は、

思っているよりも結構頻繁に起こるという事です。

①②に関しては、投資家にあまり大きな影響を与えませんが、

③を無視して、特に気にしなくていいと考えていると、

思わぬタイミングで大きなダメージを受けてしまうかもしれません。

月並みですが、生活防衛費はしっかりと用意したり、

突然の大きな暴落の時でも、動じなくて済むような配分で資産運用をすることが重要です。

S&P500は右肩上がりという、

漠然とした「イメージ」だけではなく、

実際のリターンや数字と合わせて、よく理解することが大切だと思います。

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【追記】 

もう一度グラフをよく見てみましょう。

S&P500の月間リターンが0%以下になることはよくありますし、

5%~6%の下落もざらにある範囲内です。

今年の年初来のS&P500のリターンは‐7.01%。

そこまで頻度は高くないものの、長く投資をしていれば、

今月のような1か月と出会うことは今後もあると考える方が妥当でしょう。

それぞれの取れるリスクの範囲内で投資をしていきましょう。

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りんり@バンガードS&P500ETF(VOO) (@SandP500ETF) / X
八戸市の米国株投資家。バンガード&インデックス投資好き。S&P500投資8年目。監修『増える! りんり式米国株投資術 』掲載『PRESIDENT Online』『AERA』他。 投資ブログも書いています。2022年から不動産投資とムエタイ(BOM)に挑戦中!
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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