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【バンガードの最新のレポート】
米バンガードが新しいレポートを公開していたので紹介します。
https://advisors.vanguard.com/iwe/pdf/FASVEMOT.pdf
【インフレについて】
米国のインフレ率は高いままですが、1970年代のようなのスタグフレーション(高い失業率とインフレの中での停滞した経済活動)のようなシナリオをバンガードは否定しています。
米バンガードは引き続き経済成長を予測しており、1970年代とは異なり、労働者の需要は高いと指摘しています。
その一方で、需要と供給の力が安定するまでに時間がかかるため、先進国市場全体でインフレは引き続き上昇すると予想しています。
インフレは2022年に冷えると思われますが、粘り強いはずです。
雇用の見通しを考えると賃金やシェルターベースのインフレ率は引き続き上昇すると思われますので、FRBの政策調整における重要な決定要因となるでしょう。
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【株式の予想収益】
パンデミック前を超える高いバリュエーションと、インフレ率の上昇と金利や政策の正常化の見通しは、株式市場に脆弱な背景を生み出しています。
株式のバリュエーションが高く、経済成長率が低いということは今後10年間で、株式のリターンは低くなることを意味します。
ただ、バンガードの今後10年間の年率平均名目リターンドルベース(21/9/30時点)をみると、
低リターンなもののマイナスではなく、米国外の地域のリターンの予想もまずまずとなっています。
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【株式のバリュエーション】
バンガードは各資産のバリュエーションを以下のように指摘しています。
米大型株や米グロース株、米国株式市場はフェアバリューより高いところに位置しています。
先進国や米バリュー株は割安ではないものの、フェアバリュー圏内とどまっています。
バンガードは今後、長期的には米国以外の株式市場が米国をアウトパフォーマンスする可能性が高いと考えています。
米バリュー株は、「バリュー株の公正価値」が過去の基準に戻ったためではなく、主にグロース株の過大評価の低下により、今後10年間で過去の株式市場のリスクプレミアムと同じくらいのパフォーマンスを発揮すると予想しています。
【60/40ポートフォリオのリターンは半分に】
伝統的な60/40ポートフォリオのリターンは、投資家が過去10年間に実現したリターンの約半分(9%→4.5%程)になると予想されています。
株式60(米国株36% 米国外株24%)
債券40(米国債28% 国際債券12%)
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【まとめ・感想】
もし、このような低リターンの10年となった時、自分がどうするかを考えることは大切です。
とはいっても、投資家自身にできることはあまり多くはありません。
よりリスクをとって、リターンを補うという考え方もありますが、自身のリスク許容度を超える範囲で投資をすることはお勧めしません。
株式市場のリターンはコントロールできませんが、投資家自身の生活などはコントロールすることができます。
昇給や副業等を活用して収入を増やしたり、支出をコントロールしたり、引退の計画を伸ばしたり、
株式市場が過去の水準より振るわなかったとしても、将来の自分や家族が困らないような人生のプランを建てることが大切だと思います。
「収入や支出を明日から変えろ」と言われてもやれることには限界がありますが、
2~3年かけて、どこかしら改善しようというのであれば、割とできること、やれることはあるはずです。
過度にリスクをとろって改善をはかろうとするよりも、まずは自分できることをしっかりと行い、将来の可能性の一つに備えることが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
バンガードの最新レポートをまとめてみた👍