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【12月20日 米国株式市場】
ダウ 34,932 -1.23%
S&P500 4,568 -1.14%
ナスダック 14,980 -1.24%
主要3指数はそろって下落。Nasdaqは一時2%以上下げる場面もありました。
オミクロン株やインフレが経済に与える影響の懸念や、
バイデン氏の掲げる2兆ドル規模の大型歳出法案の成立が難しくなったことなどで、株価が売られました。
ラッセル2000は‐1.57%と大型株より大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.68%と米市場よりは小幅に下落しました。
米10年債利回りは1.426%。+0.024と小幅に上昇。
VIX指数は22.85。+1.28と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 113.68
NY原油 68.66 -3.10%
NY金 1,792 -0.65%
オミクロン株が工場や飛行機、自動車の燃料消費を減らすことにつながるという懸念から、原油価格が3%以上下落。エネルギー株も下落しました。
ビットコインは47,293ドル。+1.29%と小幅に上昇しました。
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【S&P500マップ】
全体的に下げる中、良いニュースとしては、
オミクロン株の懸念が高まる中でも、クルーズ船のカーニバルが2022年の楽観的な見通しを示したことで3.39%上昇。他のクルーズ船株も上昇しています。
他、一部のヘルスケア銘柄や生活必需品、公益などのディフェンシブ株は小幅に上昇しました。
【セクター】
公益 +0.05%
生活必需品 +0.04%
通信 ‐0.62%
ヘルスケア ‐0.64%
不動産 ‐0.72%
エネルギー ‐1.17%
情報技術 ‐1.23%
一般消費財 ‐1.65%
資本財 ‐1.65%
素材 ‐1.82%
金融 ‐1.90%
11セクター中9セクターが下落。
IT,ハイテク銘柄から、金融。素材、資本財、一般消費財など幅広く売られました。
【スタイルボックス】
【個別株】
〇オラクル(ORCL) ‐5.01%
米医療情報技術のサーナー(CERN)を1株95ドルの現金で買収を発表。
〇パランティア(PLTR)-5.77%
アナリストが弱気なコメント。来年も株価は軟調な動きが続く可能性を指摘した。
〇キャノピー・グロース(CGC)
カナダの大麻銘柄CGCは、アナリストが投資判断を「売り」に、目標株価を11ドルから7ドルに引き下げたことで売られました。
太陽光や水素など再生可能エネルギー関連株も下落。
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【オミクロン株の懸念】
米国でも感染拡大するのではという懸念や米経済への影響。米国のクリスマス商戦への懸念などが高まっています。
オミクロンが経済に与える最終的な影響はわかりません。企業や消費者が制限を受けることで経済が弱体化するほか、インフレをさらに押し上げる可能性も懸念されます。
また、港や工場など、グローバルサプライチェーンの重要なポイントの閉鎖につながれば、すでに混乱しているオペレーションがさらに悪化する可能性もありますし、逆に落ち着くとの見方もあります。
投資家視点でいえば、どうなるかわかりませんが、実はあまり心配していません。
【2兆ドルの米歳出法案の行方】
ホワイトハウスはこれを非難。再考を求めるよう促していくとのこと。
上院では議席数が与野党拮抗しており、民主党議員が一人でも反対に回ると法案は可決できなくなります。
でも、意外と元鞘に収まるかもしれません。
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【まとめ・感想】
米国政府が提案した2兆ドルの支出計画が頓挫する可能性や、オミクロン株の懸念で市場は荒れています。
インフレやFRBの重要な動きも市場はまだ受け入れている最中です。
個人的にはあまり心配していません。長期的には解決可能な問題だと思っています。
S&P500は今年20%以上上昇し、株価の急変動は比較的少ない一年となりました。
ゴールドマン・サックスは、リスク調整後のリターンを考えると、今年は米国株にとって過去100年で最高の年の一つであるとしています。
そして、こんな感じの市場ですが、S&P500は2週間前に記録した株価からまだ4%以内のところにいます。
こんなに恵まれた年にもかかわらず、今年何かしらで不安を感じた方は、元々リスクを取り過ぎている可能性があります。
もし、そういう方であれば、自身の許容できるリスクについて、無理せず素直に見つめ直すことが大切です。
今年は株価が少し下がるたびに、バーゲンハンターがやってきて、株価はすぐ過去最高値に戻り、更新していきました。ただ、来年、再来年もこれが続くとは限りません。
投資はやめないこと、市場に居続けることが大切です。下落や停滞でも動じず投資を続けられる範囲でリスクをとっていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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