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【JPモルガンのレポート】
16日、JPモルガンが恒例の超長期市場予測の2022年版を公開しました。
内容は、公式HPから誰でも無料で見ることができます。
公式HP「2022 Long-Term Capital Market Assumptions」
【JPモルガンの予測に対してのコメント】
当社の予測プロセスは、投資家が10年から15年の投資期間で戦略的な資産配分や政策レベルの意思決定を行う際に活用されることを想定し、慎重に調整・構築しています”。
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【10~15年先のリスク・リターン予測】
ちょっと嬉しいことに、
日本では日本円ベースの予想がPDFが見ることができます。
ただ、少し、特にスマホからだと見づらいと思うので一部抜粋し紹介します。
※)円ベース 期待リターン 幾何% データは2021年9月30日時点
日本短期金利 0.00%
日本国債 0.70%
日本株がやや高めの予想となっていますね。
ただ、全体的に思ったよりも低いリターンと思われる方もいるかもしれません。
これは予想される為替の影響が原因の一つとしてあります。
実際に「英語版」のドルベースの数字を見ると、
米大型株式で4.10%、全世界株式で5.00%と、
先日お伝えした米バンガードの予想と概ね似たような数字となっています(異なる点もありますが)。
米国がやや低め、米除く先進国や新興国は、過去の長期的な平均並みかやや良い数字となっています。
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【より詳しく知りたい方は】
より詳しい理由や予測は「エグゼクティブ・サマリー」に記載されています。
特に株式に関しては「株式リターンは安定的だが景気循環の影響あり」の項から下に書いてあります。
メインシナリオや債券のところもおもしろいので時間のある方はぜひ目を通してみるとよいでしょう。
【個人的なメモ①】
(サンプルが少なくて参考とするには微妙ですが)
10年間の起点で実質金利がマイナスだった場合は0回という数字は初めて知ったので覚えておきたいと思います。
”50年前、企業にとって株式市場は新規事業の資金調達をする場所でしたが、今では企業が株主に資本を還元する場所になりつつあります。そして、それがひいては企業のバリュエーションの裏付けとなっているのです。
インデックス構成や企業の資本構造における長期的な変化を考慮しなければ、バリュエーション低迷により株式のトータルリターンは10年以上にわたってマイナスないしは極めて低い水準になると考えられます”
続けて、”しかし、当社の見解ではそれは現実的ではなく、また、過去の事例でみても、それが特に裏付けられるわけではありません”とあるように、
実際に投資の役に立つかは別ですが、考え方として面白いと思いました。
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【感想と今後の方針】
また、JPモルガンは、コモディティやオルタナティブ資産などへの投資から、リスクプレミアムを得ることを提案していました。
ブラックロックなども似たような提案をしていたと記憶しています。
個人的にはそこら辺へ資産を配分するのはあまり気が進みませんが、もし興味のある方でしたら一度よく調べてみるのがよいかと思います。
私自身はこれら予想に対して、戦術的、戦略的にどうこうすることなく、今まで通り目標とする資産配分を目指しながら、今後10年も予定通り投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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