「お金は寝かせて増やしなさい」
水瀬ケンイチさんの著書「お金は寝かせて増やしなさい」の
初版発売から2年が経ちました。
・・・ということを
実は、青井ノボルさんのブログで知りました。
個人的に、すごく共感が持てる記事なのでリンクを張っておきます。
青井ノボルさんのブログ「インデックス投資で長期縦走へ」
私と「お金は寝かせて増やしなさい」との出会い
私と「お金は寝かせて増やしなさい」との出会いなのですが、
長くなるので簡単に言うと
①バフェット好きの投資家時代
② バフェットの発言から「ボーグルと著書マネーと常識」を知る。
③「バンガードの哲学に感銘を受ける。(S&P500へ投資開始)」
④バンガードを調べていたら、水瀬ケンイチさんのブログ
「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」
にたどり着く。
というような流れで私は「お金は寝かせて増やしなさい」と出会いました。
私の場合は先に「ここら辺↑」を読んで、
インデックス投資を始めてからしばらくした後で
「お金は寝かせて増やしなさい」を手に取ったわけです。
私の初めては・・・回り道と試行錯誤
最初に読んだインデックス投資の本は「マネーと常識」
どちらも素晴らしい本で、
今でもたまに読み返すくらい大好きな本ですが、
両方とも米国人が、主に米国内の投資家に向けて書いた本なので、
これらを投資を「全く」知らない初心者がいきなり読むと苦労すると思います。
(私は苦労しました)
本家ランダムウォーカーもこの類ですね。
(もし米国の古典の中に、「お金は寝かせて増やしなさい」のプロローグと3章があれば、対面証券でVOOを買うなどの遠回りせず済んだことでしょう(笑))
古典的名著を一通り読了後、
いざ自分で実践しようとしたとき、
これらの本だけでは、(日本で)投資を始めるのに必要な情報が足りず、
米国と日本の投資環境の違いに苦しみ、(制度、金融機関、為替、債券など)
いろいろ悩んだり、回り道した記憶があります。
全く投資をしたことのない、日本人のための一冊
これらの本は、少し知識のある方むけといいますか、
投資を始めてしばらくして読み返したら、本当の味がわかる。
そんな感じの本だと思います。
(三冊とも本当に大好きな本であることに変わりはありませんけどね)
では、「全く投資をしたことがない」「日本人」が読むなら何がいいのか
そう、その筆頭が「お金は寝かせて増やしなさい」です。
いろいろ意見はあるかもしれませんが、
少なくとも私は、この本を読んだ時、
「なんで私が投資を始めた時にこんな本がなかったんだろう」
「もっと早く出会いたかった」
素直にそう感じました。
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個人的に好きなポイント
この本は「情報の取捨選択」と「言葉のわかりやすさ・浸透力」が
特に素晴らしいと思います。
インデックス投資の古典、名著に記されている、
「理論・哲学・原則」に加え
日本の金融機関、制度、出口戦略まで
本当に、大切な事、重要な事が
必要な情報がしっかりと網羅されています。
それでいて「余分」といったら語弊がありますが、
難し「すぎる」理論の話などは、最低限に
この引き算といいますか、情報の取捨選択が本当に見事だと思います。
(本当に偉そうなことを言ってすみません。)
「初心者の方」や「インデックス投資をしたことのない方」に向けての本なら、
簡略化し過ぎず、それでいて難しすぎず、
本当に「お金は寝かせて増やしなさい」くらいが入門書として丁度いい塩梅だと思います。
難しい事を長々と書いたとしても、
肝心のところが、伝えたい人に伝わらなければ意味がないですからね。
(本当に偉そうなことを言ってすみません。)
とてもわかりやすい文章と親しみやすい表現で、
全くの投資をしたことのない方でも
読みやすい、理解しやすいと思います。
言葉の浸透率が半端ないです(笑)。
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多くの人に読んでもらいたい一冊
私の持つ本には「第3刷」「5万部突破!」とありますが、
著者の水瀬ケンイチさんのブログによれば、
初版から2年経ってもまだ売れていて、10月には第12刷が出ています。
9万部を超えて、編集さんと一緒に目標としてきた10万部までもう少しというところまで来ました。
発売から2年経て「12刷」「9万部」本当にすごいですね。
本書の本質的な部分は何も陳腐化していないと信じています。
長期・分散・低コストという投資の原則は、いつの世でも変わりません。
と、ご自身も述べていましたが、
読者の目線から見ても、全く同じように感じています。
長期・分散・低コストという投資の原則同様、
本の内容も2年前から全く色あせていません。
時間とともに価値を増す本
私の持論ですが、本には二種類の本があると思います。
時間とともに価値を失う本と、時間とともに価値が高まる本です。
流行の本、来年の予測、雑誌や週刊誌などが前者で、
聖書や論語、数学や物理の不変の公式・定理などを記した本
(もし間違ったことが書いてあれば、歴史の中に消え去ってしまう。反証や新説、時の試練に耐えることで価値が高まる本)などが後者です。
この本に書かれた内容は
「長期・分散・低コスト」という投資原則同様、
時の試練に耐え抜き、むしろ時とともに価値が高まる
そんな一冊だと私は思います。
水瀬ケンイチさん、本当に良い本を執筆し、世に出して頂き、
本当にありがとうございます。
まだ読んだことがない方は、
是非一度読んでみてもらえたらうれしいです。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
もっと早く出会いたかった「お金は寝かせて増やしなさい」(水瀬ケンイチ著)