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【多くのファンドがS&P500に負けてしまう】
少し古いデータですが、上の図は米国の平均的な株式ファンド等のリターンとS&P500のリターンを比較したものです(トウシルより引用)
この調査では、過去20年間のS&P500と米国の株式ファンドの平均リターンには、年率約3.5%程のリターンの差が発生しています。
年率3.5%と聞くとあまり大したことないように思う方もいるかもしれませんが、
20年間運用した場合、株式ファンドの平均である年率4.67%では、最初に投資した金額が約2.5倍になるのに対し、S&P500の年率8.19%では約4.8倍となるくらいの差がついてしまいます。
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【投資家の非合理的な行動がリターンを押し下げる】
更に同記事では、20年間でのS&P500インデックスと投資家の平均リターンの差が何に起因していたのかを紹介しています。
一番大きな要因は投資家の非合理的な行動で全体の約半分を占めています。
“つまり下がっている時の“パニック売りと上がっている時の“熱狂的な買いがそのパフォーマンスを下げる大きな原因です。
またファンドのコストももちろんリターンを下げる要因になり、その次の原因として途中で現金化してしまうのもリターンを下げます。”(同記事より引用)
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【マーケットタイミングを探らない】
私の投資に大きな影響を与えたバンガードの創設者ジャック・ボーグル氏。
そのボーグル氏の投資哲学へ賛同した投資家達が集まるボーグルヘッズの中に「米国以外の投資家に向けた10の原則」というものがあるのですが、
「マーケットタイミングを採らない」(以下本文より引用)
リターンデータを用いたマーケットタイミングに関する研究は、マーケットタイミングの肯定的な証拠は示されていません。
すなわち、「昨日のトップパフォーマーに投資すること」、「株式市場の予測を試み、感情を持ち込むこと」により、市場平均以下の成績となっています。
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【こんな時だからこそ基本を思いだそう】
南アフリカの新型変異株(オミクロン株)の報道により、株式市場や原油価格は大きく下落しました。
それを世界同時株安だ。暴落だ。と報じている記事もあります。
私は一人間視点では健康被害や現地の人達の生活等を心配し、一日でも早くワクチンや治療薬の有効性、もしくは改良等が発表されればいいなと思っていますが。
投資家視点では特に騒ぐことのほどではないと今の時点では思っています。
大筋ではまず大丈夫だと思いますが、コロナウイルスの進化、変化は人間に完全にコントロールすることができないものなので、どうなるかわかりません。
投資戦略によっていろいろ考え方があるとは思いますが、
私のように長期的に低コストのインデックスファンドを用いて、株式に資産を配分し、分散投資をしている方であれば、先行きの予測や市場タイミングを計ることなく、今まで通りの規律ある投資を続ける事が大切だと思います。
タイミング投資は上手く行くこともあれば、いかない事もある戦略です。
しかし、大多数の人が長期的にはただ黙って保有していた時のリターンを下回る事になってしまうということを良く思い出し、冷静かつ合理的な投資判断をすることが大切だと思います。
私は投資タイミングを計ることなく、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【初心者向け】こんな時だからこそ思い出してほしい投資の基本