【経済指標・FOMC議事録まとめ】24日米国株は薄商い。GPSとJWNは-20%以上の大幅下落!

投資まとめ

【11月24日 米国株式市場】

ダウ    35,804  ー0.03%
S&P500   4,701    +0.23%
ナスダック 15,845  +0.44%

米国株式市場はまちまち。感謝祭の祝日前で商いは薄いもののやや上昇して取引を終えました。

発表された経済指標では雇用市場と個人消費が引き続き改善していることが示されました。

小型株のラッセル2000は+0.15%と小幅に反発

VXUS(全世界株式除く米)は-0.40%と下落しました。

米10年債利回りは1.639%。ー0.026と下げました。

VIX指数は18.58。ー0.80と下げています。

【為替・コモディティー】

ドル円  115.41
NY原油  78.29 ー0.27%
NY金     1,785 +0.08%

原油は下落。金はほぼ横ばい。

ビットコインは57,277ドル。ー0.50%と下げました。

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【ワールドマップ】

00.

【セクター】

エネルギー株が上昇の一方、米国債利回りが落ち着いたことで銀行株が下げました。

10月の個人消費支出が前月比1.3%増と前月から伸び、市場予想を上回ったことで一般消費財も買われました。

【スタイルボックス】
00.

昨日はここ数日とうって変わってグロース株、特に小型グロース株が反発。

バリュー株はやや下げました。

【個別株】

個人消費に直接依存している小売企業は不安定な動きを見せました。

〇ゲス(GES)  +11.46%

アパレルのゲスはEPS、売上高共に予想を上回る良い決算を発表しました。

〇ギャップ(GPS)-24.05%

決算を発表。主力ブランドの減収から売られました。

〇ノードストロム(JWN)-29.03%

百貨店のJWNが決算を発表。売上高は予想を上回りましたが、EPSが大きく予想を下回り売られました。

〇HP(HPQ) +10.10%

良い決算を発表しました。

〇ゴーヘルス(GOCO)+9.86%

保険プラットホームのGOCOは同社幹部が持ち株を増やしていたことがわかり上昇しました。

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【経済指標】

昨日は多くの経済指標が発表されました。

簡単に概要のみをまとめますので、詳しくは各リンク先をご確認ください。

〇米GDP

7~9月の実質国内総生産(GDP)改定値

前期比年率2.1%増。(予想2.2%)

https://jp.reuters.com/article/usa-economy-gdp-idJPKBN2I91MZ
   
〇米新規失業保険申請

結果 19.9万件 予想 26万件 前週27万件

1969年11月中旬以来52年ぶりの低水準となりました。

米失業保険申請19.9万件に改善、52年ぶり低水準
米労働省が24日に発表した11月20日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比7万1000件減の19万9000件と、1969年11月中旬以来52年ぶりの低水準となった。米経済の持続的な力強さが示された。

〇米個人消費支出

10月の個人消費支出は前月比1.3%増。

9月の0.6%増から伸びが加速し、市場予想の1.0%増も上回りました。

FRBが注目するコア個人消費支出(PCE)は前月比0.4%と上昇。9月の0.2%増でした。

https://jp.reuters.com/article/usa-economy-spending-idJPKBN2I91ZC

〇11月の米ミシガン大学消費者マインド指数

結果 67.4 予想 66.9 前月 71.7

10年ぶり低水準。物価上昇が消費者の購買力を弱める状況が続いています。

米消費者マインド指数、10年ぶり低水準-インフレ懸念が重し
11月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は、10年ぶり低水準となった。物価上昇が消費者の購買力を弱める状況が続いている。

〇米耐久財受注「ブルームバーグ
〇米新築住宅販売「ブルームバーグ

米新規失業保険申請件数は20万人を割り込み、歴史的な低水準となりました。

10月の個人消費支出のデータは予想を上回り力強い個人消費を示しました。

一方で、11月の米ミシガン大学消費者マインド指数はイマイチでした。

雇用改善と伴にインフレ長期化への警戒を高める内容でもあり、株式市場の評価もまちまちでした。

【FOMC議事録】

11月のFOMC議事録が発表され、以下のような内容が示されました。

〇テーパリングや利上げ時期に柔軟性を持たせることの必要性。
〇物価が落ち着くまではしばらく時間がかかる可能性。
〇2022年は力強い成長を見込む。

特に要旨では「リスク管理の観点に基づき適切な政策調整を行うという柔軟性を維持することは、政策を実施する上での基本理念であるべきだと、参加者は強調した」とされています。

発表直後株式市場は売りの反応を示しましたが、一時的な反応に留まり落ち着きました。

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【まとめ・感想】

多くの経済指標が発表された一日でしたが、

株価はまちまちで、感謝祭の祝日を前にして、軽く不安定な取引が続きあまり動きませんでした。

個人消費に関する企業の決算はまちまちで、インフレやサプライチェーンの問題を企業や消費者がどこまで吸収できるかで議論はわかれています。

U.S. Bank Wealth Managementのチーフ・インベストメント・オフィサーであるエリック・フリードマン氏は、

「サプライチェーンの問題が続くことで、人々が疲弊し始めている環境がある」と述べています。

消費者は今のところコスト増を吸収していますが、アナリストたちは、特に重要なホリデーショッピングシーズンが始まる中で、最終的に消費がどうなるかを注視しています。

このような経済指標等を手掛かりに、株価や相場、企業業績の先行きを予想し投資をするやり方もあると思いますが、

経済指標は過去の結果であり、株式市場は未来を折り込むとギャップも忘れないようにしましょう。

私自身は経済指標やFOMC議事録を気にすることなく、今まで通りのインデックス投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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