S&P500企業の配当は予想しやすい!翌年の配当との自己相関は92%程度

投資まとめ

【S&P500のリターン=】

S&P500のリターンは「配当利回り」+「利益成長」+「PERの変化の影響(投機的リターン)」に分解して表すことが出来ます。

下の図は1900年から2016年までの10年後毎のS&P500のリターンを分析して表したものです。

00.

インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から確実な利益を得る常識的方法 より引用

企業の利益成長やPERの変化は10年単位でみても大きく変化していますが、

配当利回りは、比較的安定して投資家の利益に貢献し続けてきました。

世界恐慌後の1930年代でも4.5%の配当が、

S&P500のマイナスリターンの下げ幅を押し止めています。

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【配当は安定している】

さて、今回はそんなS&P500企業の配当について、

おもしろい数字を紹介したいと思います。

1970年12月31年から2018年3月31日の四半期データを基に、

S&P500の配当を調査したところ

ある年の配当利回りとその翌年の配当利回りの自己相関は92%と推定されるそうです。

参照「分散投資を超えて アセットアロケーションの実践

「配当利回り」=「配当金」÷「株価」なのですが、

分母の株価を予想するのは非常に困難なのですが、

S&P500企業は、配当利回りを安定させるため、配当性向(配当金として支払われる利益の割合)を調整する傾向があるそうです。

と、ここまでは直感的にもわかりやすく、納得感のある話かと思いますが92%とは驚きですね。

ちなみに、調査期間(1990年~)が異なりますが、

企業の持続可能な利益成長率の自己相関は48%とのことですから、

株価や利益成長率、PERの変化よりははるかに予測可能性が高いという事がわかります。

配当が好きな方の気持ちが少しわかる数字でしたね。

私はVOOを通じて米国企業の出す配当の分け前もしっかり貰っていきたいと思います。

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過去のS&P500のリターンの約半分は配当利回り。

現在は過去平均4.4%よりも低い水準。PERも高め。

ということは・・・うーん(笑)

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
S&P500企業の配当は予想しやすい!翌年の配当との自己相関は92%程度

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