14日 S&P500の銘柄の90%以上が上昇。【決算や経済指標は良好】

投資まとめ

【10月14日の米国株式市場】

米主要株価3指数はそろって1%以上上昇。

昨日発表された決算や経済指標が予想よりも良かったことが強材料となりました。

ダウ    34,912 +1.56%
ナスダック 14,823 +1.73%
S&P500     4,438 +1.71%

小型株のラッセル2000は+1.44%。

VXUS(米除く全世界株式)も+0.84%上昇しています。

米10年債利回りは1.516%。-0.033と小幅に低下。

VIX指数は16.86。ー1.76とここ2日で大きく下げました。

【為替・コモディティー】

ドル円  113.68
NY原油  81.31 +1.1%
NY金   1,796 +0.2%

OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成するOPECプラスに対する増産拡大要請を、

主要産油国のサウジアラビアが拒否したことなどを受け原油は1%上昇。

金は続伸。

ビットコインは57,698ドル。+0.4%と小幅に上昇。昨日は一時5.8万ドル台をつけました。

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【S&P500マップ】

00.

S&P500の銘柄の90%以上が上昇しました。

好決算を発表した金融大手モルガン・スタンレーや医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループなどが買われました。
TSMCが従来より急速な売上高の伸びを予想したことを受け、半導体株も買われました。

また、マイクロソフト、アップル、アルファベットなど、影響力の大きいハイテク株が上昇したことも、S&P500やナスダックの大きな押し上げに繋がりまりました。

【セクター】

素材    +2.4%
情報技術  +2.3%
資本財   +1.9%
金融    +1.7%
通信    +1.7%
不動産   +1.7%
ヘルスケア +1.4%
公益    +1.2%
エネルギー +1.2%
生活必需品 +1.1%
一般消費財 +1.0%

11セクター全てが1%以上上昇しました。

【スタイルボックス】
00

サイズ・スタイル毎に見ても全て1%以上上昇。

グロース、小型株の方がやや大きく上昇しています。

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【新規失業保険申請件数】

〇新規失業保険申請件数(季節調整済み 9日まで)

結果 29.3万 予想 31.6万 前週 32.9万

2020年3月中旬以来、約1年7カ月ぶりの低水準となりました。

申請件数は健全な労働市場を示すとされる25万~30万件の範囲に入りました。

〇継続受給件数(2日まで)

結果 259.3 前月から13.4万人減。20年3月中旬以来の低水準となりました。

9月に連邦政府の給付金支給の上乗せ措置が終了したことを受け、

何らかの失業給付を受けている人は9月25日までの1週間で52.3万件減の364.9万件となっています。

懸念も残るものの、米労働市場は力強い回復へと向かっています。

【9月の卸売物価指数 PPI】

〇前月比

結果 0.5% 予想 0.6% 8月 0.7%

今年に入って、最も低い伸びとなりました。

〇コアPPI(エネルギーと食品除く)

結果 0.2% 予想 0.5% 前月 0.6%

インフレへの懸念はやや和らぎました。

米生産者物価、9月は今年最低の伸び-航空運賃の急低下など響く
9月の米生産者物価指数(PPI)は、今年に入ってから最も低い伸びとなった。新型コロナウイルスのデルタ変異株による感染拡大が需要に影響し、航空運賃などのサービス費用が低下したことを反映している。

【FRB関係者の発言】

昨日は各連銀の総裁がそれぞれ発言していました。簡単に紹介します。

〇米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁  

利上げを検討するのは時期尚早

〇米セントルイス地区連銀のブラード総裁

22年第一四半期までにテーパリングの終了を望む。インフレを懸念。場合によっては早期の利上げも」

〇米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁

「利上げが適切かどうかを判断するにはまだ時間がかかるとの認識」

FRBが11~12月にテーパリングを開始することがほぼ確実視される中、

市場の焦点は利上げ開始時期にシフトしています。

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【まとめ・感想】

昨日は、力強い米大手金融企業の決算や、

「新規失業保険申請件数」と「PPI」が予想を上回る良い結果だったこともあり、株式市場は全体的に上昇しました。

まだコロナ、中国、利上げなどの多くの懸念は残るものの、インフレや労働市場は良い方向に向かっていることが示唆され、一旦懸念は後退しました。

もちろん、高いインフレ水準が持続するのか、最大雇用を達成するまでどのくらいかかるのかは、明確にはわかりません。

また、インフレにより消費財のコストが上昇しています。これが消費行動に影響を与え、経済の回復を遅らせるのではないかと懸念もあります。

金曜日に発表される、9月の小売売上高にも引き続き投資家の注目が集まっています。

チャールズ・シュワブのトレーディング&デリバティブ部門の副社長、ランディ・フレデリック氏は、「市場がそれに大きく反応したのは驚くべきことではない」としています。

また「現時点では、確かにインフレ率は高いのですが、FRBはそれを抑えるために金利を上げる準備ができているようで、市場はそれに納得しているようです」とコメントしています。

【長期投資家の方へ】

いろいろな意見や投資戦略があると思いますが、

長期的にインデックスファンドを用いて投資をしている方は、

市場に長期的に居続けることが大切です。

予想をあてたり、毎月の経済指標の発表や3カ月に1度の決算に発表に一喜一憂することなく、

自身の許容できる範囲で市場に資産を配分し続けていきましょう。


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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
14日 S&P500の銘柄の90%以上が上昇。【決算や経済指標は良好】

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