【S&P500は続落】原油は82.18ドル。エネルギー価格の急騰がサプライチェーンやインフレへの懸念に?【ビットコインは5.7万ドル突破】

投資まとめ

【10月11日 米国株式市場】

11日の米主要株価指数は揃って続落。

エネルギー価格の急騰などを受け、序盤の上昇から一転、下げ転じ、ボラティリティの高い不安定な一日となりました。

ダウ    34,496 -0.72%
ナスダック 14,486 -0.64%
S&P500     4,361 -0.69%

小型株指数のラッセル2000も-0.56%と下落。

VXUS(米除く全世界株式)は-0.30%と小幅に下げました。

VIX指数は20.00。+1.23と上昇しました。

米10年債利回りは1.612%

コロンブスデーで米国債の現物取引は休場。動きはありませんでした。

NY証券取引所の出来高は、前週末比2618万株減の7億3547万株。

昨日は債券市場の休場に加え、経済指標の発表もなく、

第3・四半期の決算発表シーズンを控えていることもあり、出来高は少なくなっています。

【為替・コモディティー】

ドル円 113.32
NY原油 80.52 +1.5%
NY金  1,755   -0.1%

ビットコイン 57,108ドル +0.95%

〇ドルが上昇。エネルギー価格の上昇を背景に安全通貨であるドルに資金が集まり、対円では約3年ぶりの高値となりました。

〇原油先物は上昇。一時82.18ドルをつけました。

中国など主要国での電力・ガス不足を背景とする世界的な原油需要の回復を受け、数年ぶりの高値となりました。

(過去5年のWIT原油先物チャート)
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〇金はやや下落。小幅ながら3営業日連続で下げています。

〇ビットコインは57000ドルを突破。上昇を続けています。

規制に対するの懸念が緩和されたこと、ビットコインETFの承認の可能性について楽観的な見方が広がっています。

一方で、JPモルガン・チェースのダイモンCEOは暗号資産は「政府によって規制されるだろう」と発言。

個人的に「ビットコインには価値がないと考えている」と述べました。

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【S&P500マップ】

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【セクター】

不動産   +0.2%
素材    +0.0%
生活必需品 -0.0%
エネルギー -0.4%
一般消費財 -0.5%
情報技術  -0.5%
ヘルスケア -0.8%
資本財   -0.8%
金融    -1.0%
公益    -1.3%
通信    -1.4%

不動産と素材を除く9セクターが下落。

特に金融、公益、通信は1%以上下げました。

【スタイルボックス】
00.

昨日は全体的に下げましたが

特に大型株及び、小型バリュー株が大きく下げています。

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【メルク、コロナの飲み薬を申請】

メルクと提携先リッジバック・バイオセラピューティクスはコロナウイルス感染症用の飲み薬、

経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」の緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請しました。

【ゴールドマン・米経済成長の見通しを引き下げ】

ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは、

個人消費の回復の遅れを理由に今年と来年の米成長率見通しを引き下げました。

21年は5.7%→5.6%、22年は4.4%→4%。

ただ、下方修正分の大半はその後の2年間の見通し引き上げで相殺されています。

なお、バンガードも先日米経済の見通しを下方修正しています。

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【まとめ・感想】

米国の投資家は今週から始まる企業の決算に注目しています。

アナリスト等は、ここ数週間の不安定な動きから一転して、企業決算が市場に「方向性」を与える可能性があると見ています。

今週は、水曜日のJPモルガン・チェースの決算を皮切りに、米大手銀行や航空業界の決算が発表されます。

市場では、引き続き、FRBが来月にもテーパリングを発表するとの見方が多いようです。

今週の水曜日発表される消費者物価指数などインフレ指標にも注目が集まっています。

インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズ社のCEOハットフィールド氏は、

「決算発表の直前に、CPI爆弾が爆発する可能性がある」

「私たちは需要の問題と供給の問題を抱えています。つまり、あまりにも多くのドルがあまりにも少ない商品を追いかけているのです」と述べています。

原油価格上昇が世界的なサプライチェーンを巡る問題を悪化させるのではとの懸念が広がっています。

アジアから欧州までさまざまな地域で石炭や天然ガスといった暖房用燃料の価格が急激に上昇。

冬を控えて在庫が低水準の状況にあって、ディーゼル油や灯油に切り替える動きもあります。

インフレ圧力が一過性のものか、あるいは景気回復、経済成長を妨げる要因になるのか。議論は激しさを増しています。

原油価格が急騰するなか、決算や経済指標の発表を控え、先行きが見えずらい米国株式市場です。

結果次第では荒れる事も、逆に上昇する事も十分に想定しておきましょう。

投資家にとっては難しい状況が続くかもしれません

私は、特に市場の先行きを予測してPFを動かしたりすることなく、

どちらに転んでもいつもどおりの投資を継続していきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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