【資産クラスのリターンの見通し】
2021年6月30日時点から向こう10年間の、
各資産の名目リターンとボラティリティの予測は以下の通りです。
(ドルベース・年率・ボラティリティは中央値)
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【米国の見通し】
債券にとっては厳しい環境が続くかもしれません。
株価の上昇もあってか、米国株式市場の今後10年間のインフレ調整前のリターンはドルベースで年率約3.3%±1%と、3月末時点の3.6%より低下。
引き続き低めの予想となっています。
サイズ別では、米小型株よりも大型株の方が、リターンもリスクも良いという予想になっています。
スタイル別では、引き続き米グロース株よりも米バリュー株の方が、長期リターンが高くなると予想されています。
こちらの理由については過去記事に以前まとめてありますので、参考にしてみて下さい。
【米国を除く地域】
米国を除く全世界株式も3月末時点の予想6.5%より低下したものの、年率6.1%±1%とまずまずのリターンとなる見通しです。
この理由に関しては、以前紹介したこちらのレポートが参考になるかと思います。
https://advisors.vanguard.com/iwe/pdf/ISGUSIE.pdf
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【主なハイライト】
〇第4四半期のGDP成長率は年率約5.5%であり、2022年全体のGDP成長率は約3.5%から4.0%になると予測しています。
〇米国の失業率は年末までに4%台半ばまで低下すると予想しています。
〇インフレは期待したほど早く落ち着かないかもしれません
同レポートより引用
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【まとめ・感想】
もちろん、私もそう思います。
しかし、実際には、将来の計画、資産形成のために、 長期的なリターンの期待値や目安となる数字を、何かしら組み込む必要があります。
そういう時、米国株式市場のここ10年間のかなり良かった良すぎるリターンを用いるよりも、
ある程度、現実的な予想(数字)を、 参考・目安にしてみるといいのかなとも思います
以前も紹介しましたが、 バンガードの米国株式市場の今後10年間のリターン予想は割と当ててきます。
図は、バンガードの予想リターンが、その後実際にどうなったかを検証したものですが、
1980年以降、ITバブルで株価が暴騰した時期を除くと、ほとんどの期間で、概ね予測の範囲内に収まっています。
こういう予想もあると、一つの参考にしながら、今後も規律ある投資を続けていきましょう。
最後は以前、バンガードが発信していたメッセージで締めくくりたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【最新版】米バンガードの市場の見通し。今後10年間米国株のリターンは年率約3.3%?米グロース株は特に厳しい【2021年10月】