米国株式市場は反発。ISM非製造業指数は〇。ビットコインは5万ドル台。9月資金は中国以外の新興国に?

投資まとめ

【10月5日 米国株式市場】

米国株式市場は反発。

大型ハイテク株が買われ、各指数を牽引しました。

ダウ    34,314 +0.92%
ナスダック 14,433 +1.05%
S&P500   4,345 +1.25%
 
S&P500は100日移動平均線を再び上回り、相場調整懸念を和らげました。

小型株指数のラッセル2000は+0.49%と主要株価指数より小幅に反発。

VXUS(米除く全世界株式)も+0.61%と反発しました。

米10年債利回りは1.528。+0.047%と上昇。

VIX指数は-1.66と低下しました。

NY証券取引所の出来高は前日比1億5288万株減の9億1953万株。

8日の米雇用統計発表を控え、状況を見極めたいとの思惑も感じます。

【為替・コモディティー】

ドル円 111.47
NY原油 78.93 +1.7%
NY金  1,760    -0.4%

原油価格は4営業日続伸、

金は4営業日ぶりに下落しました。

ビットコインは51,756と5万ドル台を更新。

これを好感してか仮想通貨関連株も上昇しました。

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【S&P500マップ】

00.

【セクター】

金融    +1.8%
通信    +1.6%
情報技術  +1.5%
資本財   +1.1%
素材    +0.9%
ヘルスケア +0.6%
エネルギー +0.6%
一般消費財 +0.5%
生活必需品 +0.5%
公益    -0.2%
不動産   -0.9%

昨日上昇した公益と不動産がマイナス。

その他のセクターは上昇。昨日下落した通信、技術セクターなどが大きく反発しました。

銀行や産業、旅行レジャーといった循環株にも買いが集まりました。

【スタイルボックス】

00

全体的に反発。

特に大型株やグロース株が反発しました。

【個別株】

〇サウスウエスト・ガス(SWX) +6.58%

投資家のアイカーン氏が大量に保有していることが明らかになり上昇しました。

〇コムテック(CMTL)-10.84%

売上、EPS、ガイダンスと全体的に決算が冴えなかったコムテックは売られました。

〇フェイスブック(FB) +2.06%

SNSの障害や内部告発により大きく売られたFBですが、今日は反発。

最近の株価の下落により割安ではとの意見も聞かれました。

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【米ISM非製造業指数】

結果 61.9 予想 60.0 前月 61.7

9月のISM非製造業総合指数は前月から小幅に上昇。市場を上回りました。

指数は50が景気拡大・縮小の節目。サービス業は米経済の3分の2超を占めます。

9月は18の業種のうち、小売りや娯楽をはじめとする17の業種で活動が拡大。
ISMのコメントをみると、人手不足やサプライチェーンの問題の深刻化も伺えます。

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【9月は中国以外の新興国に資金が流れた】

国際金融協会のデータによると、9月の新興国市場への資金流入は増加。

9月の新興市場への流入額は298億ドル。特に中国以外の新興国へ資金が流入しています。

新興国市場、9月は中国以外への資金流入が加速 恒大集団問題で
国際金融協会(IIF)のデータによると、9月の新興国市場への資金流入は増加し、流入額は6月以来の高水準となった。中国不動産大手・中国恒大集団の債務問題が懸念され、中国の債券からの流出額は3月以来最大となったが、新興国市場全般では債券発行がおう盛だったことが背景にある。

債券市場へはネットでも262億ドルが流入。

343億ドルが中国以外の国に流入する一方、中国の債券からは81億ドルが流出しています。

【ムーディーズはデフォルト回避との予想】

ムーディーズの現在の米格付けは「Aaa」。見通しは安定的。

連邦債務上限が引き上げられ、米が債務不履行に陥ることはないとの予想に基づいているとの見解を発表。

ただ、米政府は10月15日に約40億ドル、11月1日に140億ドル、11月15日に490億ドルの利払いが控えていますが、

支払いが滞れば、Aaa格付けは不相応と見なし、全ての米財務省証券を格下げする公算が大きいと指摘しています。


【IMFの世界経済の見通し】

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は、2021年の世界経済の成長率は7月時点予測の6%をやや下回るとの見通しを示し、

「ワクチンの大きな格差」が主な障害になっていると指摘しました。

https://jp.reuters.com/article/global-economy-imf-idJPKBN2GV1TD

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【まとめ・感想】

S&P500を始め、米国株式市場は反発しました。

ボラティリティが高く、市場の方向性も不安定になっています。

ISM非製造業総合景況指数が予想を上回ったことはテーパリング開始への後押しとなりました。

FRBが正常化に舵を切り始めている中で、金曜日の米雇用統計の結果待ちという雰囲気も市場にはあります。

米国の債務問題に関しては、イエレン米財務長官がCNBCのインタビューで「議会が債務上限問題に対応しなければ、米経済はリセッションに陥る」と警告。期限は今月18日と明言しました。
いろいろなニュースや予測が飛び交い、懸念も多く、ボラティリティも高くなっている米国株式市場ですが、

株式市場には常に何かしらのリスクや懸念があるのが当たり前で、

ここ1年やここ10年が良すぎただけで、ある意味ではこれが普通の状態だとも思います。

それぞれの投資戦略にもよると思いますが、

S&P500や全世界株式へ長期投資、積立投資している方であれば、

特にこれらのニュースや予測や懸念を気にすることなく、規律を保ち今まで通りの投資を継続することが大切だと思います。

個人的にはどのニュースや予測もあまり気にしていません。

私は私の分析力や情報収集能力をこの上なく疑っていますし、プロに勝てるとは思っていませんから、

これからも情報を知り一旦考えた上で、あえて無視して、これまで通りの投資を愚直に続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
米国株式市場は反発。ISM非製造業指数は〇。ビットコインは5万ドル台。9月資金は中国以外の新興国に?

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